校長挨拶
スマートフォン版校長挨拶

校長挨拶

校長先生の写真

 名古屋市立工芸高等学校ウェブサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。

 本校は名古屋市立工芸学校として1917(大正6)年に創立された、100年以上の歴史ある工業高校です。電子機械科、情報科、建築システム科、都市システム科、インテリア科、デザイン科、グラフィックアーツ科の7学科があり、それぞれの学科で特色ある学びを進めております。本校で学ぶ生徒たちは「ものづくり」の楽しさを実感しながら、自分自身の夢の実現を目指して充実した学校生活を送っております。本校での学校生活の一端が、このウェブサイトから感じていただけたら幸いです。

 本校の生徒の活躍の一部を紹介します。2024年に行われた第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会では、木材加工部門におきまして史上初の2年連続優勝を成し遂げました。

 また、ユニークな学校の取り組みとして、校内に生徒たちが運営する「まちのデザイン事務所 Kogei Design Office(KDO)」を設置し、地域からの依頼によるポスター、パンフレットやワークショップなどに取り組んでいます。2021年の法務省名古屋矯正管区とコラボしたパンフレット作成に引き続き、2022年には名古屋刑務所と協働で刑務作業製品デザインを行い、新聞にも取り上げられるなど話題となりました。他にも名古屋市会の広報用ポスター制作、名古屋市教員採用パンフレット制作、名古屋市図書館100周年事業のスタンプラリー台紙制作などさまざまな場面で活躍しています。

 このように様々な競技会にチャレンジして自分の技術、技能を高めたり、実社会と連携した学びの中で、自分のつくったものが社会に役立つ経験を積み重ねたりすることで、生徒たちは大きく成長しています。

 AIやIoTなどの急速な技術の進展により社会が激しく変化し、多様な課題が生じている今日、文系・理系といった枠にとらわれず、各教科等の学びを基盤としつつ、様々な情報を活用しながらそれを統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能力の育成が求められています。文部科学省では、STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に加え、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲でAを定義し、STEAM教育として各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習を推進しています。

 本校では「創意 責任 勤勉」を信条に掲げ、そのような人材育成に取り組んでおります。

 これから高校を目指す皆さん、ぜひ工芸高校で「ものづくり」の楽しさ、深さを実感しながら、自分自身の夢の実現に向けて一緒に成長していきませんか。

名古屋市立工芸高等学校長 大南 淳