校長挨拶
スマートフォン版校長挨拶

校長挨拶

校長先生の写真

 名古屋市立工芸高等学校ウェブサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。

 本校は名古屋市立工芸学校として1917(大正6)年に創立された、100年以上の歴史ある工業高校です。電子機械科、情報科、建築システム科、都市システム科、インテリア科、デザイン科、グラフィックアーツ科の7学科があり、それぞれの学科で特色ある学びを進めております。本校で学ぶ生徒たちは「ものづくり」の楽しさを実感しながら、自分自身の夢の実現を目指して充実した学校生活を送っております。本校での学校生活の一端が、このウェブサイトから感じていただけたら幸いです。

 本校の生徒の活躍の一部を紹介します。2022年に行われた愛知県高等学校工業教育研究会総合競技大会では木材加工競技で優勝と3位、測量競技でも準優勝しました。また、技能五輪国際大会建築コンクリート施工部門に建築システム科の生徒2名が出場いたしました。

 また、ユニークな学校の事業として、校内に生徒たちが運営する「まちのデザイン事務所 Kogei Design Office(KDO)」を設置し、地域からの依頼によるビデオ、ポスターやパンフレットなどを制作しています。2021年の法務省名古屋矯正管区とコラボしたパンフレット作成に引き続き、2022年には名古屋刑務所と協働で刑務作業製品デザインを行い、新聞にもとりあげられるなど話題となりました。他にもレゴランドのキャンペーンポスター制作、名古屋市教員採用パンフレット制作、名古屋市図書館100周年事業のスタンプラリー台紙制作などさまざまな場面で活躍しています。

 このように様々な競技会にチャレンジして自分の技術、技能を高めたり、実社会と連携した学びの中で、自分のつくったものが社会に役立つ経験を積み重ねたりすることで、生徒たちは大きく成長しています。

 現代は科学技術が急激に発展し、産業界のみならず社会そのものが大きく変わり、今まで当たり前だったことが通じなくなりつつあります。そのような社会の変化の中でも、自分が自分らしく生きられるように、そして社会全体の発展に貢献できるように、主体的に課題を解決していく力が求められます。

 本校では「創意 責任 勤勉」を信条に掲げ、そのような人材育成に取り組んでおります。

 これから高校を目指す皆さん、ぜひ工芸高校で「ものづくり」の楽しさ、深さを実感しながら、自分自身の夢の実現に向けて一緒に成長していきませんか。

名古屋市立工芸高等学校長  鈴木 彰芳