現地研修

ホストファミリーでの活動

 2014年8月24日(日曜日)から27日(水曜日)までは,ララオ村でホームステイをしました。
 団員たちは,ホストファミリー先で以下のような活動をしました。



 最初はスプーンとフォークで食べていた食事も,2日目の夕食からは家族と一緒に手を使って食べました。うまく手で口に運べなかった私たちを見て,食べ方のコツを温かく教えてくださいました。最後の夕食では家族の方々と同じように食事が出来るようになりました。
 また,家族だけでなく親戚のみなさんも,とてもフレンドリーに接してくださいました。お茶やお菓子を一緒に食べたり,写真を撮ったり,ゲームをするなど,とても楽しく4日間を過ごすことができました。


 4人と聞いていたホームステイ先に行くと,その人数を超える多くの家族が温かく迎えてくれました。近所の子供たちと一緒に折り紙や紙風船などをして遊び,楽しい4日間を過ごすことができました。近所付き合いが希薄になってきている日本とは違い,近所同士が家族のように接している光景に驚きを覚えました。
 また,ヘナという植物を原材料としたペーストを使って,ホストファミリーが手に模様を描いてくれました。結婚式などの御祝いごとがあるときに施すそうです。除光液では落ちないくらい強力な成分が含まれていて,長いときは3か月程,落ちないこともあるそうです。


 今まで写真でしか見たことのなかったランブータンを,実際に自分で収穫させていただきました。なかはライチのような実で,なしみたいな味がしてとてもおいしかったです。木から収穫したばかりのランブータンの皮には蟻がとてもたくさんついていて最初は驚きました。しかし,ランブータンのおいしさに,最後は気にならなくなりました。日本ではほとんど食べる機会がないのであの味が恋しくなります。
 また,ホームステイでは毎日いろいろな所に連れて行ってもらいました。親戚の家や屋台,ショッピングセンターなどに連れて行ってもらいました。ホストファミリーだけでなく他の人とも交流することができました。地元の人にしか体験できないことがたくさんできて本当のマレーシアを体感できてとても楽しかったです。


 ホームステイ先は,日本とは異なるマレーシアの伝統的な家の造りでした。
 ホストマザーの作る料理は本当に美味しくて,私たちのために辛さを調節してくださっていました。卵焼きは,どうしたらこんなに美味しくなるのかと思うくらいの味でした。
 ホストマザーは写真を撮ることが大好きで,何かあると「Take photo!」と言い,たくさん写真を撮りました。最後の夜,「別れは寂しいけど,写真を見ていつまでもあなたたちのことを忘れないからね。」と言っていただき,とても嬉しかったです。
 この4日間ララオ村で生活し,人と人とのつながりの大切さを改めて感じました。またホストファミリーに会いにこの村を訪れたいと思います。帰国後のいまも,ホストマザーの作る料理が恋しいです。


 ホストファミリーのいとことそのお母さんが,私たちが日本から持ってきた折り紙で遊びました。おおきな鶴と小さな鶴をおると小さな鶴のほうを「ベビー!」と言って喜んでくれました。また,紙風船を膨らまして遊ぶと,ずっと投げて遊んでいました。
 退村式の日の最後に家を出る前に,家族と写真を撮りました。ホストファミリーの人はとても温かく,3日間日本ではできない体験などをして,とても充実した毎日でした。別れが惜しくはありましたが,「また,会えるよ。」と言っていただけたので,とてもうれしかったです。