事前研修

第8回 7月25日(金) 市役所本庁にて

 2014年7月25日(金曜日)に,市役所 本庁舎5階「正庁」において,教育長表敬訪問がありました。
 歴史ある建物である市役所の中にあまり入ったことがない団員たちは,緊張した面持ちを見せていました。

 今回の教育長表敬訪問では,ご公務ご多忙の中,教育長様,教育次長様,指導室長様,指導室主幹様がご出席くださいました。
 派遣団長あいさつでは,商業・工業・総合学科派遣団長の工業高等学校の坂井校長先生から,「学校生活に加え,専門学科であることから検定試験などもあるなか,団員達は本当に熱心に研修を重ねている。事前研修では,団員のひとり一人が各々テーマを決め,プレゼンテーションのアプリケーションやポスターセッションなどで,熱心に発表しあってお互いに知識を深めている。また,その他にも特別講師を招いて,マレー語や英会話,現地事情などを学習し,現地の方々とコミュニケーションをとるために,催しの練習もしている。また,企業訪問をして,日本と海外の企業の違いを勉強しようとしている。現地ではホームステイも含めて,いろいろと勉強してくれることを願っている。12日間の現地研修において,グローバル化が進んでいる日本の社会の中で,生き抜いていける力を見に付けてくれることを期待している。」とご挨拶をいただきました。また,「このような国際豊かな感性・感覚を広める機会を団員達に与えていただけたことに心から感謝を申し上げます。」という感謝のお言葉をお話いただきました。

 つづいて,商業・工業・総合学科派遣団の代表生徒(名古屋商業高校)のあいさつでは,現地研修をより有意義なものとするために事前研修で実施している研修内容のご紹介や,「現地の高校生といろいろな形でコミュニケーションをとり,交流をする中で国際親善を深めていきたい。私たちのほとんどが今回初めての海外へ行くということもあり,不安や心配がたくさんあるが,事前研修の中で絆を深めあった団員全員で,力を合わせて乗り越えていきたい。今年で23回目を迎えるNACOSの伝統を受け継ぎ,また,次へと繋げていけるよう,責任と誇りを持って頑張ってきたい。」というNACOSに対する熱い想いを,ご出席されている皆さまの前でお伝えすることができました。

 教育長様からは,「現場で経験することの大切さを始め,海外に出ていろいろなことを感じて成長して欲しい。」など,海外研修へ出かける団員たちに激励のご挨拶をいただくことができました。

 その後の懇談では,「日常会話はどのくらいできるようになったのですか?」というご質問をいただきました。団員達は,「セラマッテンガッハリ(こんにちは)」「ナマサヤ○○(私の名前は○○です。)」「テリマカシ(ありがとうございます)」などとマレー語でお答えしていました。

 今回の訪問では,団員たちのNACOSに対する熱い思いをお伝えすることができたようです。しかし,突然,マレー語を話そうとすると,頭の中が真っ白になってしまうという苦い経験もすることができたようです。団員たちには,毎日の練習の積み重ねの大切さを実感することができた良い経験になったようです。
 ご出席いただきました皆さま方には,ご公務ご多忙の中,このような訪問する機会をいただきまして,本当にありがとうございました。