事前研修

第5回 7月13日(日) 工業高校にて

 2014年7月13日(日曜日)に,工業高校において,名古屋市立高校生海外派遣 第5回事前研修が実施されました。

 はじめに,前回の研修に引き続き,マレーシアのイリ先生を講師にお招きし,語学(英語・マレー語)および現地事情に関する研修をしていただきました。

 最初は,語学(英語)の研修です。「何かを提案する」という表現について学習しました。その場の状況に合わせて,いろいろな表現がある言い回しです。団員たちは,自分たちでシチュエーションを想定して一つの会話を考え,発表し合いました。

 その会話のやり取りの中で,日本語の答えをそのまま英語の表現に変換して答えてしまうと,「その返事の仕方は冷たいな〜」という返事になってしまうこともあるようでした。こちらの想いを英語で伝えようとしても,冷たい返事と受け取られてしまうということあることを,イリ先生からのアドバイスで学習することができ,とても勉強になりました。

 また,その後も,「許可を求める」「情報を求める」など,よく使用される言葉を中心に学習しました。こちらも言い回しによって,受け取られ方がことなることを教えていただきました。イリ先生が学生時代に先生とした会話での失敗談などもお話いただき,本当に勉強になりました。

 つづいては,語学(マレー語)の研修です。マレー語は,日本語の「あ」「い」「う」「え」「お」の他にもうひとつの「え」の発音があるとこのことでした。この表現は日本語の「う」に似た「え」の発音であり,団員達も発音に悪戦苦闘していました。

 つづいて,数字の表現の仕方を学習しました。数字は,お金の支払いなどでも良く使用される表現で,生活の基本となるものです。団員達は書かれている数字は読むことができても,いざ,マレー語で発音をされた数字を理解しようとしても,なかなか難しいようでした。慣れるために練習が必要のようです。その後,日常で頻繁に使用される名詞や自分の名前や年齢の紹介の仕方などを学習しました。

 つづいては,現地事情の研修です。マレーシアで食べられている料理についてスライドで紹介がありました。マレーシアの料理はとても辛い味が多いとのことです。辛い料理を食べてしまったときは,冷たい水を飲むのではなく,あたたかいミルクを飲むと良いとのことでした。

 また,右手を使って,どのようにマレーシア料理を食べるのかの実演もありました。マレーシアで食べられているお米はタイ米であり,日本のお米とは異なりパラパラしているとのことです。そこに,料理のスープなどをふくませ右手ですくい,親指で料理を押して口に入れるとのことです。団員達も,食べ方をイメージして練習していました。
 その後,学校やフォーマルなときの服装について学習しました。女性は肌を見せないように,長いスカートや長いズボンをはく必要があるようです。また,男性も長いズボンで,服の裾はズボンにしまった方がよいとのことでした。現地研修で,周りの人々を不快にさせないように注意が必要です。

 つづいて,西陵高校の先生を講師としてお迎えし,浴衣の着付けの講習会を実施しました。 浴衣をあまり着た経験がない団員たちは,現地研修では自分一人で着替える必要があるので,一生懸命に練習を繰り返し,学習していました。現地の学校との交流では,浴衣を着て盆踊りを発表する予定です。