事前研修
第3回 6月14日(土) ルブラ王山にて
2014年6月14日(土曜日)に,ルブラ王山において,名古屋市立高校商業・工業・総合学科海外派遣 第3回事前研修が実施されました。
はじめに,団員がそれぞれ担当している調査研究テーマについての発表がありました。
本日は,「海外旅行で注意することについて(工芸)」「マレーシアについて(工芸)」「マレーシアの歴史と民族文化について(西陵)」「マレーシアの言語について(西陵)」の発表です。
自分が海外旅行に行った経験を踏まえたり,学校で学んでいる専門性の観点から発表したりと,いろいろな工夫がありました。
また,学校で学習した歴史の授業に関連させたり,マレー語の発音を団員全員で唱和したり,質問を踏まえたりするなどの工夫もあり,各自が一生懸命,調査研究したテーマを団員全員が共有することができました。
名古屋市教育委員会の久木田隆宏先生からは「学校の先生さながらの授業で素晴らしかった。」というお言葉や様々な言語のルーツについてのお話をいただきました。また,団員たちに対して「過去には解決できなかったいろいろな問題に対して,国際交流を進めながら,解決していかなければいけない世代である。」というお言葉をいただき,改めて,NACOSに参加して異文化交流を学習する意義を再認識することができました。
その後,マレーシアで発表する出し物の踊りを練習しました。団員達は,掛け声を口ずさみながら,中には,少し歌いながら,一生懸命練習を重ねました。しかし,なかなか完璧には踊りを覚えきれないので,これから研修の度に練習する予定です。
午後からは,昨年のNACOSの団員の方たちとの交流会に出席しました。先輩たちからは,いろいろな面からたくさんのアドバイスをしていただきました。まだ,不安が多い今年度の団員からは,積極的に質問が多く出され,とても活発な交流会となりました。
昨年度の団員の方たちは,今年度の団員からの質問に対して,昨年度のNACOSの思い出,ときには失敗談を踏まえながら答えてくれました。「現地でしか体験できないことも多いから,何でもチャレンジ。やらないと後で後悔する。」など,異文化の世界へ飛び込もうとしている今年度の団員にとっては,本当に勉強になるアドバイスがいただけました。最後には,昨年度,使用したグッズなども引き継がれ,今年で23回目を数えるNACOSの伝統と先輩方のNACOSへの想いを感じる交流会となりました。
その後,NACOS2013の団員のみなさんのご協力で壮行会が開催されました。90名ほどのOBやOGの方がいらっしゃり,改めてNACOSの伝統を感じました。その先輩方の前で,NACOSに対する意気込みを踏まえ,団員全員が挨拶しました。その後の代表挨拶では,「現地でのコミュニケーション,異国での衣食住が想像できず,期待と不安がいっぱいである。マレーシアと日本の異なる文化を違いとしてではなく,新しい視点として受け入れたいと思う。今年で23回目を数えるNACOSでは,今までにたくさんの方が派遣されており,海外で活躍されている先輩方もたくさんいる。今までと違った自分を発見し,社会に貢献できるよう,現地でさまざまなことを学びたい。」という,NACOSに対する熱い想いを先輩方の前でお伝えすることができました。
また,壮行会では,NACOSという名前の由来や,いままでの経緯を踏まえ,本当にあたたかい励ましのお言葉を頂戴いたしました。いままでのNACOSの歴史の深みについて再認識することができたとともに,先輩方のNACOSへの想いがとても伝わって参りました。本当に感謝いたします。ありがとうございました。