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国際科学科におけるSSHの取り組みについて

 向陽高校国際科学科での取り組みの多くはSSH事業からの支援を受けて進められています。
 なごやっ子連携、高大接続連携、KGS (Koyo Global Science) 連携、各種講演会、研究室体験・・・etc 多くの取り組みを実施しています。
 それらの内容については、国際科学科のHPをご覧ください。

 以下には、国際科学科の特徴的な授業の取り組みについて紹介します。


1年次「KGS研究T」について

【前期】 探究講座の実施(全15講座)
  国際科学科40名を10人×4グループに分け、それぞれが「物理」「化学」「生物」「地学」「数学」の講座を受けます。  これらの講座により、課題研究に向けての探究プロセス、研究手法の習得を目指します。
数学と物理の教科横断講座もあり、幅広い視野で研究に臨む姿勢も身につけます。

【後期】 探究入門の実施(ミニ課題研究)
  「物理」「化学」「生物」「地学」「数学」から1人1テーマを選び、興味関心のあることについて課題研究を行います。
各分野に対して教員が1〜2名つき、探究プロセス、研究手法の習得を目指します。研究内容をPowerPointにまとめ、プレゼンテーションを行います。
 研究内容のまとめ方、発表のポイントについても担当教員が指導し、研究するだけでなく、それを「発信」するまでの一連の流れで指導します。

  

2年次「KGS研究U」について

  2〜4名グループで1つの課題を設定し、その内容について1年かけて研究を行います。 生徒主体で課題研究を行いますが、各グループに1人担当教員がついて研究手法の習得に向けて指導・助言を行います。
「仮説」「実験」「考察」のプロセスに沿って丁寧に研究手法を学ぶことができます。 さらに、この研究内容をポスターにまとめてポスター発表を、PowerPointにまとめて口頭発表を行い、研究内容を発表する際の情報モラルや発表スキルについても丁寧に指導します。

 英語科と連携して研究内容を英語のポスターに翻訳し、海外からの訪問校があった際に発表を行い、グローバルに活躍できる人材の育成を目指します。 海外研修においても、現地校とこの英語ポスターを使用して英語での意見交換を行います。

 
3年次「KGS研究V」について

 【前期】論文作成と発表
  3年生では、2年生のときに行った課題研究の内容を、日本語と英語の論文にまとめます。
  英語論文については、科学英語の授業と連携し、理数を専門とする外国人講師が指導をします。
  また、SSH成果報告会や夏休みの研究発表会で、研究の成果を外部へ発表し、
  プレゼンテーションのスキルを伸ばします。
  夏休み頃には、すべての研究班が論文コンテストを1つ選択して応募しています。
  令和3年度には日本学生科学賞において、全国で1校しか選ばれない「学校賞」を受賞するなど、
  これまでの課題研究の実績は高く評価されています。

 【後期】考察探求実験
  数学V・物理・化学・生物・地学の選択している科目について、
  探究的な内容の講座を実施しています。
  理科では、入試問題を実際に実験してみて検証する講座なども開講しています。

1〜3年次「SS総合英語TUV」について

 クラスを20人2クラスに展開し、それぞれのクラスに外国人講師がついてティームティーチングを実施し、英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく伸ばします。 コミュニケーション能力の向上のため、英語での口頭発表の機会を多く設け、英語を用いて情報を発信できるよう指導しています。
 海外からホームステイしてくる高校生や海外から本校を訪問する高校があった際には、積極的に授業に参加してもらい、実際に海外の方と触れ合える機会を増やしています。
これらの活動により、圧倒的に英語を使用する機会が増え、英語「運用」能力の向上につながっています。

1〜3年次「SS科学英語TUV」について

  「英語を用いて科学を学習する」科目です。理科、数学の授業を実際に海外で使用している教科書を用いて学習します。 単なる英語の学習ではなく、グローバルに科学を理解するための英語、科学をグローバルに発信するための英語を身につけることができます。
 「KGS研究U」「KGS研究V」で作成したポスターや論文の英訳も実施し、科学的な用語を英語で理解することにもつながっています。