学校努力点の取組
新しいことや苦手なことに挑戦しようとする児童の育成
本校の児童は、これまでと比べて、他学年の児童や幼稚園児、高齢者などと親和的に関わったり、学級の友達のよいところに自然と目を向けたりすることができるようになってきています。これは、本校でのこれまで学校努力点の取組での活動による成功体験が少しずつ児童の自信につながり始めていると思われます。この自信をさらに深めることができれば、【資料1】にある「新しいことや苦手なことにも挑戦する」児童が多くなると期待されます。
そこで、今年度の学校努力点のテーマを昨年度と同様に、「新しいことや苦手なことに挑戦しようとする児童の育成」としました。そのために、今年度も引き続き、ワイワイタイムを中心とした縦割り活動を中心に、テーマにある児童の成長に向けて取り組みます。

昨年度の取組
学年等 | 目標(抜粋) | 具体的な活動 |
---|---|---|
1年 | 1年生との関わりや自分を振り返る活動を通して、自分の成長を実感する。 | ・1年生と遊ぼう会や学校探検(4・5月) ・楠西幼稚園との交流会(12 月) ・もちつき体験会(12月) ・伝承遊び集会(1月) |
2年 | 他者との関わりを少しずつ広げたり、互いのよさを認め合ったりする。 | ・学級内で頑張ったことを認め合う活動(前期) ・町探検(9月) ・できるようになったこと発表会(3学期) |
3年 | 低学年の児童や幼稚園児との関わりを通して、自己肯定感を高める。 | ・自他のよいところを認め合う活動(通年) ・地域のスーパーマーケット見学(9月) ・楠西幼稚園との遊びや給食の交流会(2学期) |
4年 | これまでの自分を振り返ったり、話し合ったりして、自己肯定感を高める。 | ・命を考える会と子育てサロン共催(5月) ・パトロールカー体験(9月) ・2分の1成人式に向けた準備と振り返り(3学期) |
5年 | 福祉での関わりを通して、自他を尊重できるようにする。 | ・地域の介護老人保健施設の訪問(9月) ・地域に住んでいる高齢者との交流会(1月) ・社会福祉協議会と連携して、高齢者疑似体験(1月) |
6年 | 他学年との関わりを通して、自他を尊重できるようにする。 | ・ワイワイタイムでの取り組み(通年) ・学区の歴史を学ぶ会(2学期) ・低学年を招待するお楽しみ企画(12月) |
さくら | 学級や交流学級の友達との関わりを通して、成長を実感する。 | ・学級内の低学年と高学年のふれあい(通年) ・外国語科・理科・体育科などの教科での交流(通年) ・学芸会や給食などでの交流(2学期) |
児童会 縦割り |
・学芸会の鑑賞やのぼり旗製作、ワイワイタイムでの遊び企画(通年) ・蛇池公園への縦割り遠足(9月) ・グループ対抗なかよし大縄跳び大会(7月・10月・2月) ・全校児童集会の企画や運営(12月・1月) ・ありがとう集会の企画や運営(2月) |
|
全校 | ・地域の方々に講師を依頼したクラブ活動(通年) ・講師を依頼した防犯訓練(6月) ・全校児童集会での地域の方々やPTAの方々との交流(通年) ・保護者の方々との一緒に取り組んだ環境クリーンアップ活動(6月) ・幼稚園や保育園への運動会と学芸会のリハーサル公開(2学期) |
令和2年度の取組について
- ワイワイタイムを中心とした縦割り活動での関わり合いや認め合いを通して、児童の育成を目指す。
- 新型コロナウイルスの感染状況などを考慮した上で、可能なら幼稚園児や高齢者、地域との交流を行う。
- 中間報告会や最終報告会を行い、各学年の成果や課題を共有する。