事後研修

第6回 9月3日(水) 市役所本庁舎にて

 2014年9月3日(水曜日)に,市役所 本庁舎5階「正庁」において,帰国報告会がありました。

 今回の帰国報告会では,ご公務ご多忙の中,教育長様,教育次長様,学校教育部長様,指導室長様,指導室主幹様がご出席くださいました。
 はじめに,教育長様から「海外派遣に行く前と帰って来てからでは,だいぶ心の中も変わったと思う。海外では見える世界が少し違ったと思うが,この経験を活かしてこれからも精進して欲しい。」とご挨拶をいただきました。

 つづいて,派遣団長あいさつでは,商業・工業・総合学科派遣団長の工業高等学校の坂井校長先生から,マレーシアは多民族,多宗教であること,さまざまな言語が使われているということ,宗教が重んじられているということ,また,自分たちの国であるという国民の意識の高さなど,さまざまな文化に触れることができた。また,団員たちはホームステイの退村式で涙ぐむぐらい感極まることもあり,非常に心に残る良い体験ができたとご報告いただきました。
 また,「このような体験を通して,いろいろな方々にお世話をいただき,大変に感謝している。日本がグローバル化をしていく中で,さまざまな体験ができたことは,団員たちの将来に大きな影響を与えていくと思っている。このような12日間の研修をする機会を与えていただいたことを心から感謝している。」というご挨拶をいただきました。

 また,訪問先の学校およびホームステイ先からの贈り物,また,工業高校で作成し,国内外の研修先で配布したお土産用のプレートを教育長様に記念品としてお渡ししました。
 

 つづいて,商業・工業・総合学科派遣団の代表生徒(西陵高校)のあいさつでは,「マレーシアの町に一歩出ると,見える景色,聞こえてくる言葉,さまざまなものが日本とは異なり,すべてが新鮮で驚きの連続だった。最初は言葉が通じず,自分からなかなか話すことができず,現地の人とコミュニケーションをとることができなかった。しかし,徐々に自分から動き出さないと始まらないと気付き,話して見ると,マレーシアの方の温かさに触れることができた。途中で予定が変更になったり,体調不良になったりと,予想外のできごとがたくさんあったが,団員全員で協力しあい,安全な現地研修を行うことができた。NACOSの活動を通して,団員全員が成長する姿を常に見てきた。マレーシア語や英語が話せなくても,諦めず本や辞書を使って話そうとする姿,最初は手で食事をするのをためらっていたけど,現地の習慣を理解し,手で食べる姿,団員10人全員が日本にいたときよりもたくましく,強く成長する姿を見ることができた。マレーシアでの経験,人としての成長は,私たちがこれから社会に出て活躍していく上で,掛け替えのない財産となった。」とマレーシアで感じたこと,成長したことについてご報告ができました。また,「このような貴重な機会を私たちのために与えてくださりありがとうございました。高校生のいましかできない貴重な体験をたくさんできました。これからのこのNACOSの活動が継続され,私たちのように海外へ行く機会を後輩たちへ与えていただければと思います。本当にありがとうございました。」というNACOSに参加させていただいた感謝と想いを,ご出席されている皆さまの前でお伝えすることができました。

 
 つづいての派遣報告では,事後研修において作成したプレゼンテーションを使用して,事前研修および12日間という現地研修の活動について報告しました。

 
 その後, 現地研修において学んだこと,NACOSを通して自分の将来の目標が定まったこと,日本の英語の授業についてなどを懇談しました。

 今回の訪問では,団員たちがNACOSで学んだたくさんの内容や考え方の変化,成長した姿などをご報告することができたようです。
 ご出席いただきました皆さま方には,ご公務ご多忙の中,このような訪問する機会をいただきまして,本当にありがとうございました。