現地研修

マレーシアでの研修

 

7月25日から8月5日までの12日間、マレーシアでの研修を行いました。

下記の日程で、インターンシップを含めた研修を行いました。

7月 25日 中部国際空港出発 マレーシア・ペナン到着
  26日 Briefing、クイーンズベイモール
  27日 現地企業訪問、在ペナン日本国総領事館訪問
  28日 現地工場にてインターンシップ、アロースター見学
  29日 現地日系企業訪問、バツーフェリンギ
  30日 ユネスコ世界遺産都市ジョージタウン見学
  31日 市内視察
8月 1日 ホームステイ先へ移動
  2日 ホームステイ
  3日 ホームステイ
  4日 ホームステイ先よりペナン国際空港出発
  5日 中部国際空港


現地研修の様子   現地からのインスタ画像はこちらです。

7月25日(月)第1日目 出発式/マレーシアへ向けて

    
出発式

 出発に先立ち、セントレアにて出発式が行われました。多数の方に見送っていただきました。その前で、これからの12日間を協力し、各自の目標を達成してくることを力強く宣言しました。

チャンギ空港

 チャンギ空港(シンガポール)にて、乗換までしばらく空港探索です。目的地はまだ先ですが、外国に来た!という喜びと巨大空港に驚いています。

ペナン到着

 ようやくペナン国際空港(マレーシア)に到着しました。明日よりお世話になる副田先生も出迎えて下さいました。もう夜になっています。一日目は、これにて終了です。明日以降の研修に備えてホテルでゆっくり休みます。

 

7月26日(火)第2日目 ブリーフィング/ハリラヤの食事会/イオン他

    
ブリーフィング

 昨日の疲れも見せず、みんな元気にホテルを出発しました。マレーシア科学大学で副田先生からマレーシアの歴史や文化、滞在中の注意などのご説明がありました。また、シャジーラさんからはマレー式の挨拶を習い、ホームステイに備えます。

ハリラヤパーティー

 この日は大学の職員の方を対象に断食明けのパーティーを行っていました。私たちもそちらに招待していただきました。この時だけのメニューやとても辛いものなど様々なものが並び、みなさんと一緒に食事を楽しみました。

イオンで買い物

 続いて両替を兼ねてクイーンズベイモールへ向かいます。大変大きなモールで有名なショップや日本の飲食店も出店しています。イオンで早速買い物を兼ねて、リサーチです。日本のお菓子も人気とのことでたくさん見ることができます。陳列方法やレジの仕組みなど日本との違いのチェックも忘れていません。

道路横断

 車優先のマレーシアで早速道路を横断してみます。現地の人はさーっと行くのに対し、われわれは右見て左見てもう一度…とタイミングがなかなかつかめません。

屋台で夕飯

 引き続き副田先生とシャジーラさんとともにホテル近くの屋台の集まるところで夕食です。注文の仕方をならって、自分たちで頼んでみます。無事全員夕食を食べることができました。

 

7月27日(水)第3日目 現地企業/在ペナン総領事館

    
ロイヤルペナン1

 午前中は現地企業視察です。ホテルロイヤルペナンにてマレーシアでのホテル業務や人材管理などについてお話を伺いました。「お客様のために」というのは日本と同じです。ただ、日本ではお辞儀する場面で、マレーシアでは挨拶や握手の後胸に手をあてるなど文化による違いを教えていただきました。

ロイヤルペナン2

 また私たちがこれからカンポンでのホームステイを控えていることを伝えたところ、マレーシアの名物料理とともにマレーシアの食事のマナーを教えて下さいました。

領事館1

 午後からは在ペナン総領事館を訪問しました。領事の西沢様より、領事館の主な業務や領事館の職員になるにはどうしたらよいのかなど、ご説明をいただきました。

領事館2

 また、日本とマレーシアとの違いやペナンのこと、大使館と領事館の違いを教えていただきました。他にもマレーシアの人に日本を知ってもらうためのイベントを企画するなどの活動もしているなどをお聞きし、領事館ついて詳しく学ぶことができました。

 

7月28日(木)第4日目 工場見学およびインターンシップ/学校見学

         
車中にて

第4日目はいよいよ今回の目的であるインターンシップに出かけます。ペナン島から目的に向けて、ドライブです。インターンシップへの不安より、見るもの見るものが新しく期待でいっぱいです。

工場1

 インターンシップをするFIKRISZ(コーヒー工場)です。社長さんご夫妻は日本に留学経験もあり、日本語で会社の成り立ちや取扱商品など会社の概要の説明をして下さいます。そして、マレーシアのお菓子とともに商品のココアをいただきました。

工場2

 では身支度を整えて、工場内へ!手順の説明を受けて、早速やってみます。だんだん調子が出てきて楽しくなってきますが、大切な商品ですので慎重に取り扱います。この作業を終えると外で待っているコンテナで数日後にはアメリカに向けて出港するそうです。

スラウ

 高速道路のサービスエリアにて。イスラム教徒の多いマレーシアではスラウと呼ばれるお祈りの場所がたくさんあります。ここではお祈りのための衣装を着せていただきました。

学校1

 AiU-Irsyad International Schoolです。とても大きく新しい学校です。ハーブ園や宿舎などもあります。校内を見学していると図書館にこどもたちがいました。早速話しかけてみます。

学校2

 見学を終えた後、学校の成り立ちやカリキュラムの説明を受けました。その後、実際にこの学校で行われている数学の授業を体験させていただくことになりました。日本の学校で習ったとき方とは違ったやり方で、あぁ!と声が揃いました。

モスク

 同じ敷地内にあるモスクを見学させていただきます。大変の大きくきれいなモスクで、ここでもお祈りをする際の衣装に着替えて中に入ります。中にはコーランやお祈りの時間を示すボードやアラビア語で書かれた額などがあります。

アロースター

 アロースタータワーの背景に記念写真。こちらでは、小さなショップの集まる市場のようなところでお土産を探します。マレーシアの伝統的なお菓子を扱っているお店が多く、本日も付き添って下さった副田先生とシャジーラさんに聞きながら回りました。

 

7月29日(金)第5日目 日系企業見学/インターンシップ

    
クラリオン1

 午前中は日系企業のClarion (Malaysia) Sdn. Bhd. を見学します。ペナンで一番古い日系企業の一つです。こちらでは、人材管理の仕組みとしてお米を全職員に支給する制度があること、また日本人秘書の方からは海外で働くことになるまでのお話などもお聞きしました。

クラリオン2

 その後、工場内の見学です。プリント基板を作る工程やカーナビの製造工程を見せていただきました。工場ではインドネシア人が多く働いているとのことです。日系の企業らしく、KAIZENと書かれたラインがあったり、5Sの標語が掲げられていました。

SMI1

 午後は日系企業のSMI HOLIDAY(M) SND. BHD.です。こちらではマレーシアに来る日本人向け、日本に行く旅行者に向けて、また長期滞在の日本人コミュニティに向けてのサービスを展開しています。

SMI2

 今回旅行会社の大きな仕事の一つである、旅行のプランニングをしました。現地の高校に向けて名古屋を含めた日本旅行を提案します。企画のルールなどの説明を受けて、二チームに分かれて企画を練り、発表をしました。

 

7月30日(土)第6日目 市内視察(世界遺産都市ジョージタウン)

    
シティテル見学

 今朝は出発前に宿泊先のホテルであるシティテルの施設を案内していただきました。ムスリムに対する配慮があちこちでみられます。部屋にはメッカを指す矢印やお祈り用のじゅうたんが用意されていました。各レストランではアルコールの提供をする店はわかるように表記されています。また、私たちの見えないところにはお客様が快適に過ごせるように設備の修理をするところもありました。

バスに乗って

 本日のメインの行事であるジョージタウンへ向かいます。USMの学生の方の案内で回ります。外は良い天気で歩くのは大変であろうということで、学生さんたちの提案でバスに乗っていくことになりました。

クーコンシー

 年齢が近いので、学生のみなさんとはすぐに打ち解けることができました。学生さんたちからジョージタウンの建物やアートについて説明を受けてます。日本語と英語を混ぜながら、コミュニケーションをとっています。

レストランにて

 ジョージタウンのリトルインディアでランチにタンドリーチキンを食べました。上手に右手だけで食べている様子をじっと見て、やってみます。

トライショー

 観光を終え、トライショーに乗ってホテルに帰ります。途中シティホールやセント・ジョージ教会などの名所を回りました。のんびりと進むので心地よい風を受けながら、景色を楽しむことができました。時々バスや車がギリギリのところをかすめていきます。

 

7月31日(日)第7日目 市内視察

    
極楽寺1

 本日もUSMの学生さんたちが来てくださいました。最初に訪れたのは山のあるマレーシア最大の仏教寺院の極楽寺です。山の斜面に大小さまざまな仏像や建物をみながら上の塔を目指します。パコダと呼ばれる仏塔に入ってさらに上がるとペナンの街を見渡すことができました。

極楽寺2

 大変大きな寺院で、日本のお寺とは違い仏像や壁の装飾、庭の植物など、とてもカラフルな印象です。途中サルの人形が飾ってあったのは干支だからということで、共通点もありました。

寝釈迦仏

 昼からはタイの寺院、寝釈迦仏が有名な寝釈迦仏寺院に行きました。こちらも日本のお寺とは違い、きらびやかです。とても大きかったです。

ダーミカマラビルマ寺院

 続いて、すぐお向かいにあるミャンマーの寺院、ダーミカマラビルマ寺院です。仏像のお顔が日本とは違っていて文化の違いを感じました。ガーニープラザで食事とお土産を探しました。

 

8月1日(月)第8日目 ホームステイ先へ

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ホテル出発

 本日はペナン島を離れてホームステイ先へ出発します。これまで滞在していたホテルの方が見送ってくださいました。

入村式1

 ホームステイ先のララオ村に到着しました。さっそく入村式が開かれ、団長である鈴木先生がご挨拶をされます。

ファミリーと1

 それぞれのホストファミリーとの対面です。どんな家族なのかな、言葉は通じるかなと不安と期待でいっぱいです。

ファミリーと2

 各家庭への出発してきます。夕食もそれぞれの家庭でいただき、メンバーが揃うのは明日の朝です。

 

8月2日(火)第9日目 学校訪問/ホームステイ

    
学校1

 日本語を学ぶクラスがある学校を訪問します。教室内は日本語と日本を紹介する掲示物でいっぱいでした。浴衣を着て、踊りを披露します。その後、お返しに「LET it go」を英語、マレー語、タミール語、中国語で歌ってくれました。多民族国家マレーシアならではです。

学校2

 日本で準備したお土産を渡します。日本語を勉強するクラスの生徒さんたちははじめて接するということで大歓迎を受けました。この後、しばらく写真撮影タイムが続きました。

学校3

 最後に中庭に降りて、全員で集合写真を撮りました。その後用意していただいた昼食を、先生方と一緒にとり、お土産をいただいて学校を後にしました。

アイスカチャン

 その後、アイスカチャンと呼ばれるかき氷のようなものを食べに行き、さらに団長の鈴木先生のホームステイ先にみんなでご飯を食べに行きました。各ステイ先に戻った後も夕食が用意され、マレー語で満腹というのを覚えました。

 

8月3日(水)第10日目 

         
ゴムの木

 本日の最初にマレーシアの代表的な産業の天然ゴムをゴムの木から採取するところを見学します。思った以上に力のいる仕事でした。白い樹液を触ってしばらくするとくっつきます。その後、パームオイルの原料となるヤシの林に行き、真赤な実を触ってみます。他にもドリアンやココナツの実が落ちています。

はちみつ

 現地語でクルルと呼ばれるハチミツ農家に来ました。巣箱から直接ストローでハチミツをいただきます。ハチが飛んでいるので、ちょっと怖い気がしますがなんでも挑戦します。日本のハチミツと違ってちょっと酸っぱい味がしました。

マレーの遊び

 続いてマレーシアの伝統的な遊びを習います。Congkakはビー玉を多く集めたほうが勝ちという遊びですが、なかなか頭を使います。石を投げて手の甲で受けるというお手玉のようなBatu Serebanという遊びを村の人と一緒に行いました。

かごつくり

 続いて、食卓で使うカバーの装飾を体験します。ざるにビニールテープを編み込んでいきますが、だんだん無口になっていきます。

ダンス披露

 夜はダンスパーティーです。まず最初に私たちの発表からです。浴衣に着替えてさっそく踊りを披露します。

リンボーダンス

 続いて、マレーシアの踊りの先生からダンスを習います。さらにリンボーダンスにも挑戦です。途中、村の人たちのマレーダンスを見学しましたが、再び踊りに混ざり、夜遅くまで踊り明かします。

夜のご飯

 ひとしきり踊ったあと、全員そろって夜食を食べに出かけます。

 

8月4日(木)第11日目 

      
バティック1

 本日も車でそろって出かけます。バティックと呼ばれる伝統的な染物体験を行います。日本の絞りによく似た技法を使ったものにチャレンジします。その後、絵付け体験も行いました。

バティック2

 独特の模様を出すために、染めた後塩をまいています。この塩がとけたところが独特な模様となるそうです。ほかの作品を作っている様子を見ている間に私たちの作品は乾いて出来上がりを待ちます。

お別れ1

 あっという間にララオ村でのホームステイも退村式を迎えました。村長さんや鈴木先生の挨拶に続いて、大塔さんが代表して感謝の気持ちを伝えます。

お別れ2

 ホストファミリーからそれぞれに記念品をくださいました。4日間という滞在期間で、言葉もなかなか通じない中、たくさんの思い出をつくることができました。また、ここを訪れたいと誰もが思いました。

お別れ2

 最後にホストファミリーとそろって記念撮影をしました。そして、この後はいよいよファミリーとも、自然いっぱいのララオ村とお別れです。

ペナン空港

 滞在中、お世話になったシャジーラさんがペナン空港まで見送りに来てくださいました。最後にシャジーラさんがよくしているOKのポーズで記念写真です。

チャンギ空港

 チャンギ空港にて。すっかり度胸もついて、物おじせずにどんどん質問に行きます。この数日ですっかりたくましくなりました。

 

8月5日(金)第12日目 帰国

迎えの人

 セントレアに到着し、帰国式が行われます。教育委員会、校長会をはじめとして各学校の先生方、そして家族の皆様が大勢出迎えに来てくださいました。

後藤さん

 12日間で心身ともに成長したこと、行く前にたてた目標を達成できたこと、できることは何でもトライして将来につなげられると確信できたことを報告するとともに、これまでの感謝の気持ちを伝えました。

 
          

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