組織－研修部

　研修部では、教職員を対象に、様々な研修を行っています。

　研修は、大きく分けて、基本研修、経営研修、専門研修、長期研修の4つがあります。

基本研修

　基本研修には、経験年数によるものと、職務内容に合わせたものがあります。

　経験年数によるものは、採用1年目、5年目、10年目となる教職員を対象として、研修を行っています。このうち、1年目と10年目の教員研修は国の法律により義務づけられたものです。経験年数に応じて、児童生徒理解や授業研究、指導法や事務処理等の基本的な研修を行い、確かな実践的指導力や使命感を養っています。

　職務に合わせた研修では、教務主任、校務主任、生徒指導担当、特別支援教育担当などを対象として研修を行い、基本的な力量の定着と向上を目指しています。

経営研修

　経営研修では、校園長、教頭を対象に、学校や園の経営、危機管理、職務に関する法規や特色ある学校づくりにかかわる研修を行い、高い識見や創造性豊かな経営能力を培うことを目指しています。

専門研修

　専門研修は、自ら応募して、受講する研修です。教材や指導法の工夫により楽しい授業をつくる授業改善を目指した研修などを実施しています。これらの多くは、夏季休業中を中心にして実施しており、幅広い年齢の教職員が積極的に参加しています。

長期研修

　長期研修には、教育研究員、生涯学習研修、教職大学院派遣研修などがあり、今日的教育課題の追究や社会的視野を広げることを目指しています。
　教育研究員は、一定の研究実績を持った教員を40名程度選考し、その研究をさらに深めるために1年間継続的に研修に取り組むものです。当センターの指導主事が毎週指導に当たるとともに、期間中に２週間程度、国内の大学や研究機関、さらには先進的な取り組みを進めている学校などを訪問して研修する機会を与えています。この制度は、発足以来90年を過ぎ、名古屋市の教育の発展に寄与しています。

以上のように、教育センターでは、幅広く研修を実施しています。教育センターで受けた研修をもとに、一人一人の受講者がその内容を深めたり、学校での研修場面を活用して広めたりするよう働きかけています。