
高校生の夢実現応援事業
高校生の夢実現応援事業とは
名古屋市教育基金に、新たに「高校生の夢実現応援事業寄附金」のモデルメニューを加え寄附を募り、その寄附を元に事業を実施し、魅力ある高等学校づくりの推進を図ります。
名古屋市教育基金とは
教育基金を設置し、市民からの寄附金により積み立てられた基金とその運用益を教育事業の推進に役立てています。教育事業寄附金、よみがえれ文化財寄附金、美術品購入寄附金などがある。特に教育事業寄附金は、教育環境の充実や子どもたちの教育の振興などの教育事業に役立てています。
寄附者が指定する学校に、寄附金の3分の2、残りの3分の1が教育委員会に配分されます。寄附者が特に学校を指定しない場合は、全額が教育委員会に入ります。
事業計画書
航空機産業の次世代を担う工業高校生育成事業
飛行機プロジェクト
今般、経済産業省から全国中小企業団体中央会を通じて行われた「ものづくり人材育成・確保事業」の公募において、航空機産業で必要とされるアルミ合金の加工・溶接技術を有し問題解決能力のある工業高校生を育成する「航空機産業の次世代を担う工業高校生育成事業」(管理法人:(財)中部科学技術センター)が採択され、平成22年度から本校生徒15名程度がこの事業に参加することになりました。


この事業のねらいは、航空機機体製造等で活躍する次世代を担う人材を輩出していくことです。その一環で、生徒は、JAXA、名古屋工業大学、全国の協力会社などで、航空機の製造に必要なアルミ合金の加工・溶接技術や、航空機の設計・製作について実践的な教育を受けます。そして、学んだ技術や技能をもとに、各協力機関の協力を得ながら、「2012年 有人飛行実現」を目指し、小型飛行機を生徒自らの手で設計・製作します。
知的財産に関する創造力・実践力開発推進事業
知財推進プロジェクト
経済産業省特許庁、独立行政法人工業所有権情報・研究館より開発推進校に認定されました
経済産業省特許庁により工業・商業・農業高校及び高等専門学校を対象にした、知的財産人材育成の実践を行う「知的財産に関する創造力・実践力開発推進事業」に、本校は平成23年度から情報技術科生徒を中心に取り組みます。
この事業で知的財産権制度に関する知識を深めると同時に、知的財産権制度に関する実践的な能力を習得します。


またこの事業を通して生徒によるアイデアを知的財産へと具体化していく過程や、模擬的な出願書類を作成する過程などを通じて、知的財産権制度の普及・推進を図ります。
さらに生徒の実践的な能力構築に向け、多様な試みを行い、その取り組み成果を全国に広く提供することにより知的財産権制度の普及に資する事を目的としています。
目指せスペシャリスト
目指せスペシャリストとは
文部科学省が先端的な技術等を取り入れた教育や伝統的な産業に関する学習を重点的に行うなど、特色ある取組を行う専門学校等を「目指せスペシャリスト」(スーパー専門学校)として指定し、将来のスペシャリストの育成に係る教育の教育課程の改善に資する研究開発を行っています。
平成18年度より本校は「目指せスペシャリスト」に指定されました。
おもいやりテクノロジー
『目指せスペシャリスト』の指定をうけた本校では『障がいのある子供たちを支援する思いやりテクノロジーの研究』テーマに、3年間取り組みました。
障がいのある子どもたちと向き合い、自立するための支援ができるような器具や装置の研究を行い、『その子のために』『その子のための』支援技術の開発を行います。
その中で福祉への関心、思いやりの気持ちを育みながら、より高度な技術・知識を身につけたスペシャリストの育成を目指します。
本校での『目指せスペシャリスト』『障がいのある子供たちを支援する思いやりテクノロジーの研究』は、ひとまず完了しました。
しかしこの取り組みを通して得たさまざまな技術や知識、また障がいのある子どもたちとのふれあいの中で得た福祉に対する考え方などは、本校の資産として残りました。
これからもこの資産を活かし、また終わること無いこの研究テーマを継続していく事で、より一層の向上を目指します。
なごやスクールISO
なごやスクールISO
本校は『なごやスクールISO認定制度』へ参加をし、日常よりエコスクールとして、ゴミの減量やリサイクルをはじめとする環境問題への取り組みを行っています。
宣言文
名古屋市立工業高校省エネ実行委員会
「私たちは、将来の環境保全への関心を高めるため、美化・ゴミの削減・省エネに取り組みます」
- 学校近隣の清掃活動
- 学校から排出されるゴミを計量し、CO2排出量に換算して環境への関心を高める
- 美化委員を中心とした校内巡回
- 全校集会を開いての取り組み報告会
- 夏期制服をリサイクル可能な素材のものへの変更




他にも、生徒への意識調査、環境ポスターコンクール、コンポストの設置、校内各所へ「節電」「節水」シールを貼る等、生徒が主体となって、数多くの取り組みや環境に対し関心を高めるための活動をしています。
すでに15年度ではそれぞれ成果を残し、報告がされています。
この取り組みはまだまだ継続され、学校全体、より一層環境保全への意識が高まっていくと思われます。
ボランティア活動
ボランティアの輪
名市工のボランティアの輪が、専門の学習を活かしたボランティア活動として広がり始めました。
JRC・生徒会を中心とした学校周辺の清掃や、機械研究会同好会による車椅子の点検などを行っています。
これらの取り組みは小さな貢献かもしれませんが、地域と密接に関わりながら、校内の生活では得られない貴重な経験として、生徒たちの心に残ると思われます。
周辺清掃
学校の周囲の植え込みや側溝をはじめ、国道1号線歩道、あおなみ線中島駅周辺、貨物線・あおなみ線下のトンネル、北江公園周辺などを、JRC・生徒会共催により全校生徒同士協力しあって清掃します。
回収したゴミはリサイクル可能な資源ゴミとそうでない物とに分別することで、生徒達はリサイクルによる環境保護意識を高めています。



車椅子点検・保全活動
社会福祉法人名古屋市中川区社会福祉協議会には、一時的に車椅子が必要になった方々に貸し出される車椅子や、車椅子生活を疑似体験してみようとされる方々に貸し出される車椅子があります。
この車椅子を安全に使用していただくために、定期点検を実施しながら、タイヤのパンク修理等簡単な車椅子の保全作業を、本校機械研究部の生徒たちが中心に行っています。


