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名古屋市高校生海外派遣事業「ドイツ派遣」

平成4年(1992年)に始まった市立高校生の海外派遣。高校生が名古屋の親善大使として海外を訪れ、新しい発見・出会い・感動・学びや、思い通りにいかない悔しさなど、多くの貴重な経験をしています。
ドイツ派遣は、名古屋市立の工業高校2校の生徒が海外研修を行うものです。コロナ禍で中止していましたが、2023年は8月17日より27日まで派遣が行われました。

ドイツ派遣その8 ブォルフスブルグから帰国編

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10日目は帰国に向けての移動です。早朝5時30分、眠い目を擦って朝ご飯のサンドイッチを手に出発です。駅前にあるphaenoはライトアップされていて、先日とはとは違った景色でした。ドイツの高速鉄道ICEに乗り、一路空港に向かいます。疲れているのかみんなすっかり寝ていました。フランクフルトの空港は大変大きく人も多く、はぐれたら大変です。手荷物検査所で並んでいたら突然封鎖。何か危険物が見つかったらしく違う場所に行くように指示されました。フランクフルトはドイツ最大の空港のためいろんな事が起こるようです。手続きを済ませ無事に飛行機に搭乗。今日の飛行機はジャンボ。今回の研修では1番大きな飛行機でした。帰りは1度のフライト。行きより1時間短い12時間30分。長いのですが行きがかなり長かったので短いなと錯覚してしまいます。
11日目。日本時間の午前10時ごろ、飛行機は無事に日本の羽田空港に到着。日本に降り立った途端に気温と湿気に衝撃を受けました。乾燥していたドイツに比べて日本の湿度と暑さと言ったら。早速日本を体感しました。羽田から名古屋までは京急、新幹線で移動。長い移動ではありますが、何だか安心感があります。名古屋駅では生徒のご家族がお出迎えに来てくれていました。ほっとした瞬間です。

ドイツ派遣その7 ブォルフスブルグ編

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9日目、本日で研修は最後のプログラムとなります。まずはアウトシュタットのカーデザインワークショップ。まずはフォルクスワーゲンが持つ車のコレクションを見てイマジネーションを膨らませます。名車の数々に興奮していました。次にスケッチにて自分のアイデアを可視化、最後はクレイによる未来のカーデザインを行いました。出来上がったモデルは大切に持ち帰りました。お昼はアウトシュタットのレストランでイタリアンを頂きました。大変美味しかったです。食後はフォルクスワーゲンのアカデミーとの感想会。生徒にとって大変有意義な時間となりました。
その後、ファーラスレーベン実科学校にて生徒同士の交流会が開かれました。生徒の自宅に訪れたり、一緒に食事を作って食べたりしたり、お土産を渡したり、とても楽しい時間を過ごしました。ホテルまで送ってくれた生徒とも名残惜しそうにしていました。これにて研修プログラムは終了です。明日は帰国に向けて出発です。

ドイツ派遣その6ブォルフスブルグ編

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8日目は職業学校BBSⅡに訪問しました。職業学校での授業内容を紹介していただき、その後学生の方からお話を伺いました。この学校では卒業したらフォルクスワーゲンに就職する人とその他の企業に就職する人とコースが分かれるそうです。NCを見せていただいた時、授業で使われているNCは名古屋の会社が関わっているという事が話題になっていました。授業ではフォルクスワーゲンの車を使い構造を学んでいくそうです。ヴォルフスブルグの人口は12万人。フォルクスワーゲンで働く人は7万人。ヴォルフスブルグの半分以上の人がフォルクスワーゲンに関わっているという事になります。ヴォルフスブルグはフォルクスワーゲンを中心に生活が作られている街という事です。
昼食はフォルクスワーゲンの社員食堂で好きなメニューを頂きました。ここでも食事の量の多さに驚きます。
食後はアウトシュタットというフォルクスワーゲンが作った車のテーマパークに移動。自動車サイロに登りました。6人1組で棟の上に上がります。その後研修センターで様々な研究の様子を見学し説明を受けました。直接車に関する事以外にも多岐にわたる研究をしていて、とても面白い取り組みをしていました。この日の最後はヴォイルマン・ヴォルフスブルク市長表敬訪問です。市庁舎にて市長からの挨拶、ドイツ派遣団の紹介、派遣団からの挨拶、独日協会会長からの言葉、バローグさんからの今回ご協力いただいた方々への感謝の言葉、などが行われました。生徒にとって最も緊張した貴重な体験であったのでは無いでしょうか。
その後ヴォルフスブルグの街を一望できる市庁舎の屋上に上がりました。本日も盛り沢山な一日でした。

ドイツ派遣その5 ブォルフスブルグ編

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7日目午前中はnew schoolを訪問。ここはドイツの伝統的な学校ではなく、新しい教育システムの学校。日本の小学1年生から高校3年生にあたる学年までが同じ学校で学んでいます。フォルクスワーゲンがヴォルフスブルグの誕生70年を記念してプレゼントした学校だそうです。new schoolの学生と一緒に弾性変形の授業と実習の体験をしました。お昼はnew schoolの食堂でランチを頂きました。おかわりは自由です。
午後は42ヴォルフスブルグに訪れました。フランス発のエンジニア養成機関で、現在は世界29カ国にて展開されており日本では東京にあります。18歳以上で英語が話せれば通う資格があり、企業からの寄付で運営される完全無料のプログラミングスクールです。今後のプログラミングの重要性をうかがわせます。
最後に訪れたphaenoは科学を体験できる施設。皆さんひとつ一つの展示を楽しんでいました。今日も一日、内容のぎっしり詰まった研修でした。

ドイツ派遣その4 ブォルフスブルグ編

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6日目は、まずヴォルフスブルグに向けて1時間半ほど移動。フォルクスワーゲンの工場前に到着すると独日協会名誉会長であるバローグさんと合流。バローグさんはこの研修のコーディネートして下さっている、まさに「ドイツ研修の生みの母育ての母」です。今回は副会長のsuzukiさんも同行されます。フォルクスワーゲンでは特別に工場長の出迎えを受けた後、フォルクスワーゲンの中をバスに乗って工場内を周ります。ここでは組み立てのほとんどをロボットが行います。フォルクスワーゲンでは撮影禁止。ゲート前で携帯のカメラにシールを貼ります工場見学の後はランチをごちそうになりました。コロナからの研修の復活、そして5回目を記念してなんと今回は役員用の食堂に招待されました。そして最後にお土産まで。
その後デュアルシステムの実習の様子を見学させていただきました。車の整備をする技術というのではなく、車の全てを理解しその知識や技術を生産開発に繋げるというプログラムになっているそうです。丁寧に説明して頂き、そして特別尽くしの対応を受けて、少し興奮気味でフォルクスワーゲンを後にしました。
次はvflヴォルフスブルグの本拠地であるフォルクスワーゲン・アレーナの見学。VIPラウンジやVIPシートからスタジアムを見渡したり、選手の控え室からスタジアムに入場したり、サッカーファンでなくても思わずはしゃいでしまう、このツアーガイドを行ってくれたのはリトバルスキーさんのご長男でした。ここでも驚きがありました。
独日協会からアラー湖畔のレストランで食事のご招待を受け、独日協会創立40周年のお祝いをしました。今日1日は密度の濃い貴重な体験ばかり。生徒も興奮気味。明日からもスペシャルな研修が続きます。

ドイツ派遣その3 ハノーファー編

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5日目はハノーファーにあるコマツ・ジャーマニーで1日研修でした。午前中は工場内を歩いて見学。最新の3Dスキャナーを見せていただいたり、手作業で組み立てられるラインを上空の通路から見学したりしました。食堂で美味しいご飯をご馳走していただいた後は、研修センターで小さな重機の組み立てワークショップと溶接シュミレーターの体験実習です。ドイツ人実習生のレクチャーを受けながら組み立てを楽しみました。最後は勝山副社長との意見交換会という事で、沢山のお話を聞かせていただき、質問にも沢山答えていただきました。本当に親切にしていただきました。貴重な経験でした。

ドイツ派遣その2 ベルリン・ハノーファー編

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3日目はザクセンハウゼン強制収容所の見学から始まりました。この時代においての収容所の存在、ドイツ人がこの場所をなぜ残して後世に伝えているのか、そして我々は今またこれからの世界に対し何を考えていかねばならないのか、たくさん考えさせられる場所でした。その後ベルリン中央駅、ベルリン大聖堂周辺を歩いて散策、ブランデンブルク門、ベルリンの壁などガイドの解説を受けながらベルリン市内の歴史について、見て聞いて歴史と今に触れる事ができました。
4日目は技術博物館の見学です。情報技術、航空技術、船舶技術、交通技術、写真技術、生産技術、印刷技術、繊維技術、数学、情報学、化学、エネルギー技術などが展示されており、まさに工芸・工業高校生にとっては興味深い展示でした。ここは駅の跡地を利用しているため、操車場に車両がたくさん展示されていました。午後はハノーファーに向けて約300㎞の移動。いよいよ明日からはドイツ研修ならでは、企業や学校での研修が始まります。

ドイツ派遣その1 出発からベルリン編

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8月17日から11日間の名古屋市立高校生ドイツ派遣が始まりました。工芸生10名、名市工生10名、付き添い教員2名、合計22名無事出発しました。
初日は日本からドイツ・ベルリンまでの移動で終了。名古屋-羽田、羽田-ミュンヘン、ミュンヘン-ベルリンという2度の乗り換えで3回のフライトを体験しました。出発そうそう発券トラブルなどがありましたが、ほぼ予定通りにベルリンの空港に到着。通訳さんと合流する事ができました。ホテル到着が現地時間の23時。移動は合計24時間かかったので皆さん疲れてはいますが、体調は元気で無事にホテルまで辿り着けました。
2日目は研修がスタート。まずバウハウスの見学、日本大使館訪問でした。バウハウスではバウハウスの職員の方にバウハウスの歴史、建物の特徴を一つ一つ丁寧に説明していただきました。これが100年近く前に建てられたとは思えない今見ても斬新なデザイン、その思想とチャレンジに感動しました。日本大使館では、大使館職員の方から建物や大使館のお仕事について解説をしていただきました。生徒から沢山の質問が出るほど、生徒にとってとても興味深いお話しを伺う事ができました。夕食は、レストランでドイツらしいソーセージの料理を頂きました。移動の車中では車窓からのドイツの景色を見ながらガイドさんからのお話を伺う事で、ドイツのこれまで歴史、ドイツの街並みの作られ方、建築物や建築様式についてなど、様々な知識を得る事ができました。ドイツ研修は始まったばかり。

ドイツ派遣事前研修3

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8月8日、9日はドイツ事前研修の後半が工芸高校で行われました。
8日は家庭科の先生に協力して頂き、シェイファーさんにドイツ料理を教わりました。初めてのドイツ料理に戸惑いながら、ドイツ語を交え調理に挑戦しました。どのグループもドイツの食文化を学び、美味しく作るできました。
9日は午前中はドイツ語講座、午後は事前調査のグループ発表でした。それぞれが調べてきたテーマを発表して、ドイツ文化の情報共有をしました。それぞれに色々な発見があったようです。いよいよ来週出発です。

ドイツ派遣事前研修2

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7月25日工芸高校、26日工業高校にて、ドイツ派遣の事前研修としてドイツ語の語学研修が行われました。ドイツ語の講師は、ドイツ人講師のシェイファーさんです。英語とドイツ語を比べながらドイツ語を理解しようとしていたり、お互いに確認したり、英語とは違うドイツ語の発音に戸惑いながらも皆さん頑張って参加していました。以前にグローバル研修に参加し既にドイツ語に触れていた人は、ロールプレイでもどんどん上手くなっていました。ドイツに行って挨拶などが積極的にできるといいですね。

ドイツ派遣事前研修1

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7月24日、市立高校生海外派遣(ドイツ)のキックオフミーティングが名古屋市立工業高校にて行われました。工芸高校から10名、工業高校から10名の生徒が派遣されます。教員も各校から1人ずつ引率をします。今年度からは多くの国への派遣がありますが、市立工業高校の派遣事業は随分前から行われているため、内容もかなり充実したものになっています。自己紹介の後、事前調査のグループ編成、グループワーク、今後の連絡など行いましたが、あっという間の時間でした。
初めて交流したにも関わらず、皆さん和気あいあいと会話をしていました。ドイツ派遣まで1ヶ月を切りました。この1ヶ月でどれだけ成長していくのか、とても楽しみです。

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