学校努力点の取組

他者を受け入れ、思いを表現し合える生徒の育成~自分らしさをみつける~

本校では、令和元年度より『集団の中でともに成長できる生徒』を目指す生徒像に設定し、全校で取り組んできた。その結果、生徒は、体育大会や音楽会等の行事においては、なかまの存在を意識し、他人の行動や、考えを認めようとする姿勢が育ってきた。それにより、達成した喜びをなかま同士で分かち合える姿が多くの場面で見ることができた。また、学習面おいても 、各教科で、協働する場面を授業の中に入れる取り組みが芽を結び、基礎・基本の習得の場面ではかなりの成果を上げている。

しかしながら、生徒の中には、強力なリーダーシップを発揮している生徒に依存して、自分の考えや思いを表現することをためらってしまっている生徒もいる。集団の中で、自分の考えや思いを表現し、議論をすることによって、お互いの考えを認め、誰もが納得する目的を達成するために努力する中で、自分の壁を破ってほしい。

集団の中で、自分の考えや思いを誰もが表現できるためには、集団の「誰もが自分の考えや思いを表現してもいい」という雰囲気づくりと、「一人一人が自信をもつ」ことが重要である。集団が作り上げる雰囲気は、個人の動機に大きく影響をあたえる。誰もが表現できる雰囲気を日々の授業や行事等を通じて作っていきたい。

しかしながら、本校における学校生活のアンケートの結果にもみられるように、「自分の考えを伝えることに抵抗感がある。」と答える生徒は、経年的に見ると増えてはいるが、他の項目に比べるとまだ多い。

本年度はさらに、昨年度まで培ってきた「一人一人の自信」と「表現する力」を高めながらそれらを書き表したり伝え合ったりするという「表現し合う」ことにつなげていきたい。そのことを通じて自他のよさに気づき、自分らしく生きることのできる力を養っていきたい

実践する事柄

  1. 自己実現が図れる場(機会)の設定(自己肯定感・存在感を感じさせる)
  2. 道徳・人権教育・キャリア教育の充実

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