プロジェクトを始めた方の話  (平成29年当時)

 
乗鞍公園の森は、「森」なので暗くなってしまいます。中に入っても安全に過ごせる明るい森にしたい。学区のみんなで一緒に、この森作りを楽しくやろうよ!という気持ちで、今年度から「常安の森づくりプロジェクト」を、まず3年計画で始めました。
乗鞍公園の森には、これまで名前が無かったので、この機会に「常安の森」と名付けました。他の案も出ましたが、やっぱり、小学校の名前にしたように、古くからあるこの地域の名前「常安」を使う事にしました。
この土地は、先祖の人達が残してくれた遺産です。よい姿で次の世代に渡したいと思うのです。
9月の回覧板で、地域の人に「常安の森作りプロジェクト」への参加を呼び掛けました。中学生以上に参加者を募っています。作業の安全面から、まず中学生以上で始めることにしました。
とは言っても、専門家のような知識はまだありません。公園作りや維持が仕事である緑土木事務所との打合せをこれまで2回行って、森作りについての知識をもらいました。これからも打合せをします。緑の羽根の募金を学区でも行って、交付金をもらい、予算も作りました。
 サクラやヤマユリ、ササユリなどの花が咲き、実のなる木もあって、四季を通して楽しめる森にしたいと思います。ヤマユリやササユリは、球根なので毎年楽しめます。サクラは、今、立派なヤマザクラが1~2本あります。八重桜もありましたが、枯れてしまいました。枯れてきたのは、近くに側溝があって根が張りにくいからとか、サクラが好まないバクテリアが多いのかもしれないなど、理由も少し分かってきました。木の専門家からも話を聞いて、今残っているサクラを保護し、サクラに適した場所に新しいサクラを増やしたいのです。みんなで相談している時に、「春に、お花見したいね!」と盛り上がりました。「しまだ緑地や相生山緑地などで行われている自然観察会に参加して勉強したい」とも思っています。
「常安の森作りプロジェククト」と言うと格好いいですが、初めのうちの仕事は、下草刈りや雑草刈り、芝刈りなどの地道な作業になると思います。こういう仕事は嫌だなぁと思う人や途中で嫌になってしまう人もいるだろうから、森作りがどんどんとは進まないこともあるだろうと思っています。
 それでも、将来の常安の子どもたちに、きれいな森を渡したいのです。昔はここで、子ども会のディキャンプをしたそうです。今は公園で火を使えないので、それはできなくなりました。人間関係が希薄になってきています。子供たちには、つながってほしい。この常安が良かった・いい思い出があったと将来思い出してほしい。成長して常安から離れて、例えば海外に、世界に行くかもしれない。そうなっても、常安を大切にしようという心をもっていてほしいと思います。
常安の森には、実は竹やぶや崖もあります。冒険ができそうな場所もあるのです。森作りの始まりは、少しずつですが、究極の目標は、冒険広場があって木登りができるような、子供たちが自由に遊べる森にしたいのです。
次の世代に残せる森にしたいと思っています。






































常安の森づくりプロジェクト
 活動報告
プロジェクト応援歌
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常安っ子の森への思い

 「常安の森づくりプロジェクト」とは、常安小学校近くの乗鞍公園の雑木林を地域の方々が整備している活動です。常安学区の子どもたちのために豊かな自然を残していきたい!そういった地域の方々の思いから平成29年より始まりました。
 常安小学校の子どもたちもこの「常安の森」が大好きです。学校としての取り組みとして活動の応援歌を作ったり、「生活科」・「総合的な学習」の時間に常安の森で学ばせていただいたりしています。





【乗鞍公園・常安の森の様子】

常安の森マップ

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