1 杉原千畝さんの業績
第二次世界大戦のころ(1940年=昭和15年)リトアニアの領事代理であった杉原千畝さんは,ナチス・ドイツの迫害から逃れてきた大勢のユダヤ人のために,日本を通過するビザを発給しました。
当時,日本はドイツと軍事同盟を結んでおり,ユダヤ人を逃がす手助けをするということは,ドイツへの敵対行為にもなるのです。
しかし,千畝さんは,愛と人道の精神をもってユダヤ人の命を救うという勇気ある行動をしました。このビザの発給により,命を救われたユダヤ人は約6000人にものぼると言われています。
千畝さんは1912年(明治45年)に平和小学校の前身である古渡尋常小学校を卒業しています。
千畝さんの心(だれの命も大切にし,思いやりの心をもち,平和に過ごそうとする気持ち)を受けつぎ,後世に伝えていきたいと思います。
2 平和小学校のシンボル「ちうねチャイム」 平成12年(2000年)11月完成
この「ちうねチャイム」は、杉原千畝氏の生誕100周年を記念して、平成12年11月に設置されました。
平和小の子どもたちに、だれの命も大切にし思いやりの心をもって,平和に過ごそうとする気持ちを抱いてほしいと願います。
毎日,午前8時15分には,清らかなチャイムの音が校庭に響き渡っています。
(高い曲線の柱:5.6m ,低い曲線の柱:4.2m,外溝直径:8.5m)
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