大龍寺

大龍寺前

五百羅漢 名古屋に数少ない黄檗宗(中国式禅宗)の寺です。
享保10年(1725)から喝伝が春日井郡阿原村から
地蔵堂を移したのが初めで、
安永8年(1779)羅漢堂を落成しました。
翌年500体の木造羅漢像をまつわりましたが、
もともとは名古屋城築造の際の犠牲者を
供養するために造られたといわれます。
その後、羅漢堂が荒廃したので元治元年(1864)に
再建し羅漢像も修飾されています。
1912年(明治15年)現在地へ移転。
五百羅漢のうち十六羅漢は
当地の吉村為隆が刻みました。

五百羅漢とは釈迦の弟子で阿羅漢となって
随従した500人の聖者のことで
名前も事蹟も明らかではありません。
中国で古くから釈迦の信仰と並んで
五百羅漢の宗拝が盛んで、
それが日本に渡来して五百羅漢の
造像や崇拝が行われるようになりました。

現在、修復工事が行われ(2001年4月)
本堂・羅漢堂は美しさを戻しました。


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