令和3年度 努力点研究テーマ

友達の考えをしっかり聞いて、自分の意思を示せる清水っ子になろう!

~関わり合い、認め合い、高め合うことができる「清水っ子」の育成~

 

令和2年度は、「認め合い」に重点を置き、友達の考えをしっかりと聞いて、意思表示できるよう、実践を進めてきました。「話すこつ・聞くこつ」と「ハンドサイン」を教室に掲示し、学習活動に取り入れたことで、ハンドサインを使って意思表示をすることができる子どもが大幅に増えました。ハンドサインを活用することで、友達の考えを聞く意識が高まったり、学習に意欲的に参加したりする姿が多く見られるようになりました。また、発表する子も、学級の友達の反応が視覚的に明らかになり、認められる喜びを味わうことにつながりました。

令和3年度も、引き続き、「友達の考えをしっかりと聞いて、自分の意思を示せる清水っ子」を目指していきたいと考えます。

学級の全員がハンドサインによる意思表示をすることができるよう、また、どの子も自分の考えを友達に伝えることで認められる喜びを味わうことができるよう、次の手立てを実践の中に取り入れていきます。

○ ペアやグループで対話する活動を、授業の中で取り入れていきます。
○ ハンドサインに加え、付箋紙、シール、鑑賞カードなど、学習の内容や子どもたちの様子に合 わせて、意思表示の方法を工夫します。

 日々の学習活動の中で継続的に取り組むことで、自分の考えを意思表示することが自然な姿となり、学級全体の場でも自信をもって発表できるようになると考えます。

令和2年度の取り組み



【たんぽぽ 道徳「こんなときどうする?」】
12月9日(木)


 友だちとの関わりの中で、どのような行動をすると、相手が嬉しい気持ちになるかを考えました。タブレットに自分が選んだ選択肢を映して相手に伝え、「さんせい」「いけん」のハンドサインを示して相手の意見に意思表示しました。友だちと楽しく関わろうとする気持ちが高まりました。





【5年 教科 道徳「ブランコ乗りとピエロ」】

1組 11月15日(月)   2組 11月17日(水)



 「ブランコ乗りとピエロ」という題材を通して、子どもたちは考えの違う者同士が関わっていくために大切なことを考えました。自分の意見を言葉やハンドサインで発表し合い、寛大な心で友達と接することを学びました。





【2年 教科 道徳「 クラスの大へんしん 」】
1組 10月12日(火)  2組 10月13日(水)



 道徳の授業で「クラスの大へんしん」という題材をもとに、子どもたちは授業の中で「どんなクラスが過ごしやすいのか」ということについて考えました。グループでの話し合いも取り入れ、「協力することが大事」「教室は整理整頓しておくとよい」など様々な意見の交流を行いました。また、「さんせい」「いいね」「なるほど」の三種類のハンドサインを使って、友達の発表に対して自分がどう思ったのかを意思表示する姿も見られました。




【3年 道徳「友だち屋」】
1組 7月12日(月)  2組 7月13日(火)
 

 

 「友だち屋」という題材を通して、友達とはどのような存在なのかを考えました。ワークシートに自分の考えを書いた後に、グループで自分の考えを発表しました。発表しているときには、ハンドサインを行うとともに、「賛成」「なるほど」などの声で意思表示をしました。子どもたち一人一人が、友達について様々な考えをもつことができました。




【1年 道徳「かぞくと おはなし」】
1組 77日(水) 2組 78日(木)



「友だち屋」という題材を通して、友達とはどのような存在なのかを考えました。ワークシートに自分の考えを書いた後に、グループで自分の考えを発表しました。発表しているときには、ハンドサインを行うとともに、「賛成」「なるほど」などの声で意思表示をしました。子どもたち一人一人が、友達について様々な考えをもつことができました。




【6年 学級活動「災害時シミュレーション」】
1組 5月26日(水)  2組 5月28日(金)

 



 「大きな地震が発生したら、何をもって避難するか」というテーマで、避難持ち出しアイテムのカードを操作しながら、グループで話し合いました。「体調を崩すかもしれないから、薬を持っていったほうがいい」「アレルギーをもつ人が家族にいたら、食料を持っていったほうがいい」「店がやっていないなら、現金はすぐ使えない」など、一人一人が自分の考えを、言葉や付箋紙に書いて伝えることができました。他のグループの発表を聞いて、付け足しの意見を述べたり、「なるほど」と納得したりする姿も見られ、災害に備えておくことの大切さをみんなで学ぶことができました。















令和2年度の取り組み

〇5年 国語「言葉で伝える、心を伝える」
  1組 12月7日(月) 2組  12月10日(木)

 

 今年度の学校努力点は、『関わり合い、認め合い、高め合うことができる「清水っ子」の育成』を目指し、「認め合い」に重点を置いて研究を進めてきました。
 5年生でも「『話す・聞く』こつ」、「ハンドサイン」を学級内に掲示し、授業の中に取り入れ、児童が互いの意見を認め合う授業を目指しました。授業中も、「賛成」「付け足し」などのハンドサインを使って、友達の意見に対して意思表示をしながら学習している姿が見られました。




〇たんぽぽ 国語「ことばで伝えよう」
 12月8日(火)

 

 表面に絵を描き、裏面に伝える文章を記入した「お話カード」を作成し、自分の好きな食べ物や生き物、遊びなどを、ペアになって発表しました。友達の発表を聞いた上で、「質問・付け足し・賛成」のハンドサインを出し、発表に対する自分の意思表示をし、言葉で伝えました。
 相手のハンドサインを見て喜ぶ姿や、相手の考えを聞いて自分の意見を表現する姿が見られ、充実した授業となりました。
 今後もハンドサインを利用して、自分の意思表示ができる姿を目指していきます。



〇2年 国語「しゃしんをくらべて、考えよう」
  1組 10月28日(水) 2組 10月29日(木)

 
  ハンドサインで意思表示をする様子        ペアで考えを伝え合う様子

 今年度は「認め合い」に重点を置き、友達の考えをしっかりと聞いて、意思表示をすることができる態度を育てたいと考えています。話したり聞いたりする力を伸ばすために、学習にハンドサインを取り入れています。
 国語の単元「しゃしんをくらべて、考えよう」では、考えを伝え合う場面を設定し、ハンドサインを使って相手の考えに対する意思表示をするようにしました。伝え合うペアを変えることで、自分と友達の考えを比べ、考えの似ている点や違う点に気付かせるようにしました。


〇1年 国語『みんなに はなそう』
  1組 8月26日(水) 2組 8月28日(金)

 

 夏休みの思い出や好きな遊びなど、友達に伝えたいことを、絵と文を使って発表しました。友達の発表を聞き、自分と比べてどうだろうかと考えたり、もっと聞きたいと質問したりしました。
 友達の発表に対して、自分と同じだと思ったこと(賛成)や付け足したいこと(付け足し)、もっと聞きたいこと(質問)を発表する場面では、ハンドサインを出しました。
 1年生は、友達の考えを聞くことが好きな子が多いです。今回学習したハンドサインを使って、自分の意思を進んで表示できる姿を目指していきます。


○ 4年 道徳『思いやりのかたち』
  1組 7月16日(木) 2組 7月17日(金)

  

 目の不自由な女性の手助けをする「わたし」や点字ブロックを考案した三宅さんの姿を通して、人を思いやることについて考えました。自分の考えを発表したり、友達の考えを聞いて進んでハンドサインを出したりして、意思表示をしました。題材を通して、自分にできる「思いやりのかたち」について考え、「困っている人がいたらまず、どうして困っているのか聞いて、助けてあげたい。」「思いやりの気持ちがあれば、たくさんの人を助けることができる。」と感想を書いていました。

○ 6年 道徳『コスモスの花』
  1組 7月2日(木) 2組 7月3日(金)

  

 仲の良い友達がクラスで目立つ存在になり、嫉妬する気持ちがありながらも、その子のことを思いやった行動をとった主人公の姿を通して、「友達とはどんな存在なのか」について考えました。
 主人公の気持ちを話し合う場面では、自分の考えを進んで発表したり、友達の考えを聞いてハンドサインを出したりしました。
 6年生は、友達の考えを聞くことが好きな子が多いです。今後も、互いに考えを伝え合い、ハンドサインで意思表示できる姿を目指していきます。