言語障害通級指導教室 「にじ組」

 指導目標

 話し言葉の困りごとのために、本来の能力を十分に発揮できない児童に対して、その
児童に応じた指導を行い、困っている状態を改善したり、児童自身が克服したりできる
ようにし、持っている力を十分に発揮できるようにします。そして、学校生活へ適応する
力を高めることによって、豊かな人間性をもった児童の育成を図ります。

 

○ 明るい雰囲気の中で、楽しく指導が受けられるように、児童の「話す」意欲を高めます。
○ 医学的・心理的・教育的診断のもとに、適切な指導を行います。
○ 指導効果を高めるために、在籍学級や家庭、関係機関との連絡をとります。
○ 言語障害教育、通級指導に対する啓発活動を行います。

 対象児童
 
構音障害がある児童 

   正しい構音ができない状態。  

 きつ音がある児童

    言葉がなかなか出なかったり、最初の音に繰り返しが起こったりして、流ちょうに話せない状態。 

 言語発達の遅れがある児童
    話す、聞くなどの言語の基礎的な事項に遅れのある状態。 

 指導形態および指導時間
 
 通常学級に在籍する児童に対し、状態に応じて週1〜5時間の指導を行います。
 児童は、通常学級の授業時間に本教室に通級します。
 個別の授業を原則としますが、必要に応じてグループ授業も行います。

 指導内容

 自立活動(ことばに関わる指導)を行います。

○構音指導…正しく構音する練習を行います。           
構音器官の運動機能を
高める練習 
 構音器官をなめらかに動かせるようにします。
 舌、唇や下あごを動かしたり、呼気を調節したりして、
構音器官の機能を高めます。 
 音を
正しく聞き取る練習
 音を正しく認知できるようにします。
 正しい構音を聞き取ったり、聞き分けたりする練習を
行います。 
 正しい構音操作を
習得する練習
  正しい構音をできるようにする。口の形・舌の位置・呼気の出し方などの操作を習得できるように練習します。

○話し言葉の指導
 … リラックスして話す練習を行います。好きなことについて話したり、本を読んだりして
  声を出すことを楽しみます。
    そのほか、正しい日本語を習得するための練習を行います。語彙の拡充、語法・文法
  などの言語能力を高めます。
○言葉の発達を促す指導
 … 遊びを通して、発語を促します。児童の好きなことに取り組むことで、情緒の安定を
  図り、コミュニケーション能力を高めます。
○教育相談・諸検査
 … 家庭での指導や在り方や、子どもへの接し方について教育相談を行います。また、
  必要に応じて検査を行います。
 
                 
指導を受けるための手続き
@ 在籍校の先生に通級の希望を伝える。
A 【教室の様子を見たい場合】…在籍校を通して調整をし、授業見学・教育相談をする。
B 「ハートフレンドなごや」等の相談機関で、相談・検査をする。
C 入室の諾否の連絡を待つ。(検査結果から入室が適切か協議される。)
 問い合わせ先
 
 言語障害通級「にじ組」に関して、不明な点の問い合わせは成章小学校 教頭まで
お電話ください。(言語障害通級に関する問い合わせとお伝えください。)
電話 :052−651−0400