−八事遊園地− | |
平成2年11月まで,八事から天道を経て昭和高校へ抜けていくバス路線の中に「八事遊園地」というバス停(現在の「表山一丁目」)がありました。このあたりは昔,競馬場,ボート池,猿園,ブランコ,すべり台などがあり,子どもから大人まで一日中楽しめる遊園地でした。多くの人たちが訪れ,お菓子やまんじゅう,酒類などを売る店が並んでいました。中でも蕎麦まんじゅうや八事の蝶々は,八事名物として多くの人々に親しまれました。大正元年にできたこの八事遊園地は,昭和10年に東山動物園ができるまで,名古屋における一大行楽地としての役わりを果たしてきました。 |
|
−八事の蝶々− | |
![]() |
明治維新後,士族(もとの武士)が内職として盛んに作った玩具(おもちゃ)のひとつです。細く割った竹と和紙で蝶々の形を作り,色づけをして,細い竹につけたもので,持って歩くたびにふわふわと蝶々がゆれます。八事遊園地に来た人々は競って大きなものを買い求めました。 現在は学区の「年輪会」(老人会)の方々が、「八事の蝶々」を受け継いでみえます。 年輪会の方々のご協力を得て,「八事の蝶々」を作る体験学習を行っています。 |