保護者様(世帯数配付)                     令和3年2月16日                                                  名古屋市立老松小学校長                                     酒 井 

 

学校教育に関するアンケートの結果について

  

 向春の候、保護者の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、「学校教育に関するアンケート」にご協力いただき、ありがとうございました。老松小の教育活動について、温かい視点で見守っていただいているご意見と同時に、建設的なご意見も多数いただきました。また、老松小学校の教育に寄せる期待の大きさを改めて感じました。ここに、その集計結果と学校の考えをお知らせします。

  

表の数値(左4つ)の単位は%

平均は「はい」4「どちらかといえばはい3「どちらかといえばいいえ2「いいえ」1として算出

 3.2以上で「概ね満足」と設定

 

 

1 学校努力点

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

発表できるようになってきた

44

39

12

3.2

話し合う授業は楽しい

70

19

3.5

授業で自分の考えをもつことができた(4〜6年)

51

38

10

3.4

友達の意見を聞いて、考えが変わった(4〜6年)

45

45

3.3

話し合いを通して、友達のよさに気付いた(4〜6年)

56

42

3.5

保護者

目標に基づき、実践をしている

60

37

3.6

職 員

目標に基づき、実践をしている

65

35

3.7

 本校では、平成29年度から継続して、話し合い活動の充実を目指して教育活動を行っています。

特に、本年度は、友達の考えから自分の考えを深めることを通して、話し合う楽しさを実感することができるように、様々な工夫をして授業や行事を行いました。まず、話し合いの基礎となる「考えをもつ」ことに力を入れて授業を行いました。その結果、多くの子どもが自分の考えをもち、話し合いを通して考えが変わったり、友達のよさに気付いたりすることで、話し合う楽しさを実感することができたと考えます。

・ 授業参観の様子から、子どもたちが賛成・反対と手を挙げ発言し、議論する姿に感心します。

・ 授業参観やハッピーフェスティバルなどで、上下級生の垣根なく、子どもたちで相談したり意見

を言い合ったりする機会がきちんとあり、すばらしいと思いました。

取り組みの成果を実際に観て、ご意見をいただき、ありがとうございます。

・ 「話し合う楽しさ」を感じることは重要だと思いますが、逆に伝え方を間違えた場合の感じ方な

ども学習できる機会を設けるのはどうでしょうか。(様々な子どもの理解や感じ方を深める)

ご意見ありがとうございます。道徳科や学活などで、学級の実態に合わせたテーマでも話し合い

を行っていますので、参考にさせていただきます。

 

2 分かる授業

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

児 童 

学校の授業が分かる

51

40

3.4

保護者 

分かる授業づくりを熱心に行っている

55

40

3.5

職 員 

分かる授業づくりを熱心に行っている

85

15

3.9

9割以上の子どもが「学校の授業が分かる」と回答しました。このことは、日頃から基礎・基本を大切にして、分かる授業づくりを熱心に行ってきた成果だと捉えます。しかし、日頃の学習の様子から、基礎・基本が十分身に付いているとは言えいない子どもも多くいます。今後も、指導方法や指導形態を工夫して、一人一人の学力を高めていきます。ご家庭では、家庭学習が習慣となるよう、一緒に宿題をするなど、引き続きご協力をお願いします。

<保護者の声から>

・ いつも楽しい授業をしていただき、ありがとうございます。子どもも「授業が楽しい」と喜んで

います。

・ チームティーチングは、様子や行動に表れているので、成果が出ていると思います。

・ 少人数指導に関して、分からないところを質問しやすく、大変よいことだと思います。授業の内容にプラスして、先生がいろいろな分野の話をしてくれるようで、その話が楽しくて、帰宅してか

らも私に話してくれます。結果、授業に興味がわき、勉強も好きになっているのだと思います。

お子さんが授業を楽しいと感じ、それを家庭でご家族に伝えていることを、とてもうれしく思います。今後も、複数での指導や少人数指導、個別指導など形態を工夫して、教師の個性を生かした

指導で楽しい授業づくりを目指します。

・ 子どもが分からないことは分からないと「言える」と言っていますし、担任の先生も、どういう状況か教えてくださるので、その点でも安心しています。そういう雰囲気、空間をつくるのは簡単

なことではないと思うので、感謝しております。

学習で分からないことを分からないと言えることは、学校として大切にしていることです。また、

ご家庭と連携してお子さんの学力を高めたいという願いをもって指導しています。ご理解、ご協力

をいただき、心より感謝申し上げます。

・ つまずく子がたくさんいたようで、スペシャルゲストの教頭先生が登場し、楽しく分かりやすく

教えてくれたと話していました。教頭や教務主任の先生の登場は、子どもにも若い先生にも、と

てもいい刺激になると思います。授業参観でも観てみたいです。

職員が一丸となって指導に励んでいることを評価していただき、ありがとうございます。授業参

観を行い、子どもや職員の様子を観ていただける日が戻ってくることを願っています。

 

3 豊かな心

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

児 童  友達を大切にし、仲よく遊んでいる

69

26

3.6

保護者  適切な道徳教育が行われている

56

36

3.5

職 員  適切な道徳教育が行われている

85

15

3.9

日頃の教育活動で適切な道徳教育が行われ、多くの児童は、友達を大切にして、仲よく遊ぶことができているようです。保護者からも、高い評価を得ることができました。しかし、個々には、学校生活で不安や悩みを抱えている子どももいます。今後も、教育相談に力を入れるとともに、道徳教育や人権教育を充実させていきます。

<保護者の声から>

・ 先生が子どもたちを大切にして、愛情をもって接してくれているので、子どもも人を大切にして

いると感じることがあります。いつもありがとうございます。

・ 道徳教育は、子どもの様子や行動に表れているので、成果が出ていると思います。

教職員は、一人ひとりの子どもを大切に、愛情をもって関わっています。愛情、優しさは伝わっ

ていくものだと思うので、うれしいお声です。

・ 一年を通して、イチゴを育てたり、芋掘り、花を育てたりと自然とふれあえる環境の場をつくってくださって、ありがたく思っています。子どもの自然に対する優しさ、考え方が、環境を大切に

するきっかけになってくれればよいなと思っています。

人にも、自然にも、環境にも優しくできる人になってほしいです。

・ インクルーシブ教育の観点から、特別支援学級のお友達と接する機会がもっとあってもよいので

は、と思っています。

教科によって交流学習を行ったり、学年で一緒になって行事に取り組んだりしています。共に学ぶ場を工夫するとともに、保護者の方にも取り組みが伝わるように心掛けていきたいと思います。

・ 公園で、子どもがきつい声掛けをしたり、声掛けを無視したりしている姿を見かけました。もう

少し優しい対応があってもよいのでは、と気になりました。

残念なお話です。下校後の子どもの様子で気になることがありましたら、学校までお知らせいた

だけるとありがたいです。

・ 学校が豊かな心を育てているかについては、保護者の立場からは相当に見えづらく、評価が難し

かったで。熱心に指導していただいていると信頼しています。

本年度は特に、新型コロナウイルス感染予防のため、保護者の方に学校に来ていただく機会がとても少なくなってしまい、学校の様子を知っていただくことが難しい年でした。今後もしばらくはそのような状況が続く可能性がありますので、学校の様子を少しでも伝えられるように工夫して

きたいです。

 

4 教育相談

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

児 童  困ったことは、先生に相談している

40

47

3.2

保護者  親身に相談に応じている

68

29

3.6

職 員  親身に相談に応じている

90

10

3.9

学校は、子どもの相談に親身に応じるよう心掛け、連絡帳、電話、メール、家庭訪問などで保護者の皆さんと連絡を密に取り合うよう努めています。困ったことがあれば先生に相談するという子どもが多いです。しかし、児童の中には、困ったことを先生に相談していないという児童がいることも分かりました。本校は、夏季休業前後と2学期末の年3回の教育相談週間を設定して、児童アンケートの結果を基に声掛けをしたり、毎月1回、児童の情報を共有する会を開いたりして、全員で児童の相

談に応じる体制づくりに努めています。今後も、児童が相談しやすい雰囲気づくりに努めるとともに、日頃から職員が児童の様子をよく見て、全ての児童に働きかけていけるようにしていきます。

<保護者の声から>

・ 困ったことや悩みがあるときは、すぐに対応してくださり、子どもとともに感謝しています。

・ 「いつでも何でも言ってくださいね」という雰囲気が老松小学校にはあると感じています。いつ

もありがとうございます。

全教職員が、子どもや保護者の方が困っていたら、すぐに話を聴いて対応したいと考えています。

それが保護者の方に伝わっていることは、とてもうれしいことです。困ったことや悩みがあれば、

すぐに相談していただきたいです。

・ 両親とも仕事で、なかなか子どもの話をゆっくり聞いてあげる時間がもてない時代ですが、大人が心の余裕と傾聴を大切にして、もっとたくさん心の声を聴いてあげられる親であり学校でありた

いと心より願っています。

学校も同じ思いです。

・ 担任の先生に、個人懇談会で子どもの性格について伝えること、連絡帳を通して伝えることなど、情報や知ってもらいたいことは、やはりお話をすることで信頼関係ができると思います。その都度、

先生に相談して、子どもが学校生活を楽しめる環境を共につくっていきたいと思います。

とても貴重なご意見をありがとうございます。保護者の方と情報や考えを共有しながらお子さんの成長を見守り、信頼関係を深めていきたいです。何か気になることがありましたら、学級担任や

学校までお知らせください。

 

 

 

5 楽しい学校

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

児 童 

学校生活は楽しい

68

24

3.6

保護者 

学校へ楽しく通っている

70

26

3.7

職 員 

学校へ楽しく通っている

62

38

3.6

9割以上の児童が、楽しく学校に通うことができています。学校は、日々子どもたちの笑顔があふ

れていると感じます。しかし、1割近くの児童が楽しく学校に通えていないということは、とても残念なことです。今後も、学習や生活で楽しく活動することができるように、そして、学校、学級が安心して過ごせる場所であるように、全職員で努めていきます。

<保護者の声から>

・ 毎日「楽しかった」と帰ってきます。時々、いろいろな事はあるようですが、「話し合った」

「先生に言った」「先生が聞いてくれた」「先生が一緒にやってくれた」と言っているので、安心

しています。

・ 叱られたり、ほめられたり、導いてくれたり、結果、子どもが「先生大すき!」と言っていることが全てだと感じています。「学力の差がある」など時々聞きますが、楽しく、嫌がらず通学で

きていることが親として幸せなことです。

・ 学校に行きたくないと言い出すこともありますが、休みが続くとそれはそれで寂しいようです。

・ いつも丁寧なご指導ありがとうございます。新型コロナが収束しない中での小学校生活が始まり、

親としてもいろいろと心配ではありましたが、新しい環境や新しい友人、学ぶことの楽しさを子

もなりにめいっぱい吸収して、毎日を楽しんで過ごせております。

新型コロナウイルス感染症に配慮しながらの学校運営でしたが、できる対策をしっかりと行い、できる限りの教育活動を行えるよう務めてきました。そして、子どもたちが楽しく安心して学校に通えるように、一人ひとりの子どもに寄り添うよう心掛けてきました。このようなお声をいただけ

て、とてもありがたいです。

・ コロナで授業のやり方や給食も楽しく食べることもできなくなり、子どももいろいろなモヤモヤしていると思います。行事もなくなり、寂しい思い出の一年とならないように工夫したいですね。思い出に残る物を作るのもよいのでは。

・ コロナでいろんな事が制限され、子どもたちのイライラもあるようで、家で「こうしたいのに」

と言うことも以前に比べ増えました。特に、野外学習がなくなったことが大きいようですが

いろいろな制限がある中、子どもたちもストレスを抱えていると思います。残念ながら学芸会は行えませんでしたが、子どもたちのアイデアを生かしたハッピーフェスティバルを行いました。話をすることができない給食の時間には、職員で企画した番組を全校放送で流しました。中津川野外学習に行けなかったことは本当に残念でしたが、子どもたちが総合的な学習の時間で「自分たちでできる中津川」を企画し、楽しい思い出をつくることができました。このような状況でできることをみんなで考え、実行することで、子どもも、学校も、成長していると思います。それぞれの学年が、思い出に残る締めくくりをしようと考えています。

6 情報発信

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

保護者  学校の様子を詳しく知らせている

67

31

3.6

職 員  学校の様子を詳しく知らせている

76

24

3.8

授業参観、学校だより「まつば」や学年だより、ホームページ、メールなどを通じて情報発信をしていることで、高い評価を得ることができました。今後も、開かれた学校であるために、情報発信に努めていきます。

<保護者の声から>

・ 学校行事や三者面談など、できる限りでしてくださり、普段の子どもたちの様子をうかがい知れ

る機会があることに、先生方皆様に感謝申し上げます。

まつばなど学校だよりを楽しみにしています。また、参考にもなります。

・ 今年は新型コロナの件で行事の変更等、いつも先生方は調整が大変だと思っています。ありがとうございます。仕事の調整が難しい時もありますので、できれば早めに予定を公開していただける

と大変助かります。

あたたかいお言葉、ありがとうございます。今後も、日程変更が生じた場合は、できる限り早く

保護者の方にお伝えするようにいたします。

・ 学年が2クラスある場合、きずなネットをクラスごと配信できる設定にした方がよいかと思いま

した。

送信先の個別設定ができるようになったので、今後は内容に合わせて使用します。

 

7 挨拶・礼儀

 

はい

 

 

どちらか

といえばはい

 

どちらかといえばいいえ

 いいえ

 

 

平均

 

児 童 

元気よく挨拶している

44

39

12

3.2

保護者 

挨拶をして、礼儀正しくなった

40

49

10

3.3

職 員 

挨拶をして、礼儀正しくなった

15

80

3.1

挨拶は、毎年重視して指導にあたっています。昨年度と比べると、保護者、職員の評価は0.2ポイント上昇しています。挨拶をしっかりできる児童が増えてきていると思います。挨拶はコミュニケーションのきっかけですので、ご家庭でも、「行ってらっしゃい」「行ってきます」「ただいま」

「おかえり」などの挨拶や会釈がしっかりできるよう、ご協力をお願いします。

<保護者の声から>

・ あいさつ運動の成果は、子どもの行動に表れているので、成果が出ていると思います。

これまでの取り組みの成果が表れていて、うれしく思います。

・ 挨拶をしない子が多いです。家庭に友達が遊びに来ても、挨拶をしなかったり、失礼なことをしたりすることがありました。いろいろな家庭の事情があると思いますが、基本的なマナーを学校で

教えてもらえるとよいのではないでしょうか。

実態に応じて指導をしたいと思いますので、気になることがあれば、学校までお知らせください。

8 保護者のその他の声から

・ コロナで大変な中、様々な企画や授業をしていただき、ありがとうございます。

・ コロナでいろんな制限がある中、子どもたちが少しでも楽しく過ごせることを願っています。

・ コロナ禍で大変な中、ありがとうございました。そんな中行われた行事では、PTA活動とともに感染防止対策がしっかりなされていて、安心して参加することができました。学習面で

は、臨時休校明けには6時間授業が増え、子どもたちにとっては慣れるのに大変そうでしたが、今までと変わらない学校生活を送ることができていると感じました。来年度も同じような状況

の中での学校生活になると思いますが、よろしくお願い致します。

・ 通常外の業務が増え、大変だと思いますが、学校のコロナ対策に感謝しています。ありがと

うございます。

下校後の教室やトイレの消毒など、教職員で分担して行っています。また、行事の際には、

PTAの方に検温や消毒にご協力いただき、ありがとうございました。

・ 感染症対策も大事ですが、しばらくは寒い気温が続く季節なので、雨天や外気温がかなり低い日には窓を閉める時間をとるなど、風邪をひいてしまいそうな状況を回避できる工夫も必要

なのでしょうか。

感染症対策だけではなく、その他の体調管理も大切なことなので、配慮させていただきます。

・ 春の緊急事態宣言時の休校の時に、自宅のデジタル機器・ネットワーク環境についてアンケートがありましたが、その情報は現在、どのように活用されているのでしょうか。新型コロナの感染者が増えており、いざという時に今後、勉強にリモート教育を取り入れてもらえるのか

気になっています。

春のアンケートは、国の施策を受けて、名古屋市が実施しました。今後の施策に生かされると思います。また、本年度、教師用のタブレットが配備されました。来年度以降、児童用タブレットも配備される予定です。来年度からは、タブレットを有効活用して授業を行っていきたいと思います。今後、デジタル機器・ネットワーク環境やリモート教育についての情報が入り

ましたら、お伝えしていきます。

・ 帰宅すると、タブレットやテレビなどを見る時間がつい長くなってしまいますが、学校図書

を借りてくる曜日などは、自ら読書をするので、いいなと思います。

デジタル機器の活用が進む時代ですが、読書も、子どもの知識や情操を育む上で有効な活動

ですので、子どもが本に親しむ機会も設けていきたいです。

 

今後も子どものよりよい成長と、本校の一層の発展のため、お力添えをお願い申し上げます。なお、このアンケート結果のお知らせについては、本校のホームページ上にも掲載しますので、ご覧ください。