校長のひとりごと


第2号  5月21日(火)

ビリジアン

 久々(ひさびさ)にチコちゃんを見ました。
 絵の()の色をみんな、知っていますか。一般的(いっぱんてき)には12色ですね。その中にビリジアンという緑色があるのを知っていますか。私も緑色なのになぜビリジアンというのかが不思議(ふしぎ)でした。実はこのビリジアンという色は水酸化(すいさんか)クロムという化学顔料(かがくがんりょう)からできているそうです。なぜ、ビリジアンというかというと、色を()ぜて作ったものではなかったからだそうです。だから、ビリジアンと緑色は(まった)別物(べつもの)だそうです。
 もう一つ、色は混ぜれば混ぜるほど、彩度(さいど)が落ちるそうです。彩度とは、いろのあざやかさです。きれいな色を作ろうと思って、パレットの上で混ぜていると、どんどん汚い色になってしまった経験があるでしょう。最後は黒色になってしまいますね。だから、きれいな色を作るためには、なるべく色を混ぜないことが大切です。
 
さて、オーロラの話も出ています。太陽(たいよう)活動(かつどう)活発(かっぱつ)になり、太陽でいくつかフレアが発生(はっせい)しました。フレアとは太陽で爆発(ばくはつ)が起こる現象(げんしょう)を言います。もともと、オーロラはこの太陽からくる磁気嵐(じきあらし)が北極や南極に集まり、それが地球の大気と(から)み合って、カーテンみたいに見える現象です。したがって、今回のように太陽のフレアがたくさん起こると、緯度(いど)の低い日本でもオーロラが観測(かんそく)されるようです。日本に残る古い文献(ぶんけん)でも、オーロラが起こった様子は残されています。