校長のひとりごと


第33号  2月26日(月)

岩屋岩陰遺跡



  今日(きょう)、スクリーン朝会(ちょうかい)紹介(しょうかい)した岩屋岩陰遺跡(いわやいわかげいせき)巨石群(きょせきぐん)写真(しゃしん)です。正面(しょうめん)にある(やしろ)(おく)(ひかり)()たる(ころ)が2月19日前後(ぜんご)()まっています。また、(ちが)位置(いち)から見ると春分(しゅんぶん)秋分(しゅうぶん)のころ、(しず)太陽光(たいようこう)がちょうど(いわ)(あいだ)から見えるそうです。
 このように3m(ちか)(いわ)()み合わせて、太陽の観測(かんそく)を行っていたのではないかと言われています。さらに(べつ)の岩からは、北極星(ほっきょくせい)が見えるそうです。ここの住所(じゅうしょ)岐阜県(ぎふけん)下呂市(げろし)金山町(かなやまちょう)というところで、名古屋市(なごやし)の水がめである岩屋(いわや)ダムの下流(かりゅう)約300mのところにあります。本当(ほんとう)山奥(やまおく)でどうやってこんな大きな岩を太陽や(ほし)を観測するために組み合わせたのかよくわからないのが現状(げんじょう)です。
 日本各地(かくち)には、まだまだ不思議(ふしぎ)なところがあります。ぜひ、興味(きょうみ)があったら、調(しら)べてみてください。古代(こだい)の人は、きっとよく見える太陽にロマンを(かん)じていたのかもしれませんね。なお、(こよみ)の上では2月19日が雨水(うすい)という日でした。この日を(さかい)()(ゆき)が雨に変わると言われています。また、3月5日は啓蟄(けいちつ)(ふゆ)ごもりの虫が地面(ぢめん)に出てくると言われています。そろそろ季節(きせつ)は春ですね。
 ちなみに、今日、2月26日は2.26事件(じけん)発生(はっせい)した日です。昭和(しょうわ)最初(さいしょ)の頃、日本の軍隊(ぐんたい)反乱(はんらん)を起こし、(おお)くの政治家(せいじか)殺害(さつがい)した事件が起こった日です。このころから日本はどんどんと戦争(せんそう)への道を突き進んでいってしまいました。(だれ)かが「NO」とか「おかしい」と言い、そうした意見にも耳を(かたむ)けることが大切だと私は思います。