校長のひとりごと


第17号  9月22日(金)

カラス


 さて、9月も下旬(げじゅん)に入りました。そろそろ、朝晩(あさばん)は少しずつひんやりした風が()いてくるそうです。
 今日、横断歩道(おうだんほどう)で立っていると、歩道橋(ほどうきょう)から分団登校(ぶんだんとうこう)してくる子たちがカラスについて、(おし)えてくれました。「歩道橋で、カラスににらまれた」
 たしかにカラスが歩道橋の道路標識(どうろひょうしき)の上にいました。カラスはスズメ目カラス科に(ぞく)しているそうです。いつもふだん都会(とかい)で見るカラスはハシブトカラスだそうです。あと、ハシボソガラスもいるそうです。あとは(わた)り鳥として、北海道(ほっかいどう)にはワタリガラス、九州(きゅうしゅう)にはミヤマガラスとコクマルガラスが冬にやってくるそうです。また、ニシコクマルガラス、イエガラスもいるそうです。
 都会にいるハシブトガラスは雑食性(ざっしょくせい)です。(はる)から(なつ)にかけて、子育(こそだ)てを行います。()(たまご)を20日間ほど()き、1か月くらいで巣立ちをするそうです。この時期(じき)非常(ひじょう)縄張(なわば)意識(いしき)(つよ)くなるそうで、不用意(ふようい)に巣に近づくと攻撃(こうげき)されるそうです。私も一度、巣から子ガラスが落ちてきた時に、不用意にその子ガラスに近づいて、頭を攻撃されました。その子ガラスは残念(ざんねん)ながら、食べ物は食べられず、死んでしまいました。
 カラスの寿命は7~8年だそうです。ちなみにハトの寿命は約6年、スズメは約1~3年、ツバメは短く約1年と6か月だそうです。
 そういえば、都会のカラスの死骸(しがい)を見ることはあまりありません。カラスは(かしこ)いと言われますが、死が近いと(さと)ったカラスは森林(しんりん)()の上にある巣で余生(よせい)を過ごすそうです。だから、死骸を見ることがあまりないそうです。
 カラス語を研究(けんきゅう)している人によると、「カ~カ~カ~」はカラスがえさを見付けて仲間(なかま)()()せる時に鳴く声。「カッカッカッ」は(たか)などの天敵(てんてき)が近づいたことを仲間に知らせたり、警戒(けいかい)する時に鳴く声。「クア~クア~」はねぐらに帰ろうとする鳴き声で、安全(あんぜん)だよと言っている声だそうです。
 来週(らいしゅう)は6年生のみなさんと修学旅行(しゅうがくりょこう)に行く予定(よてい)です。奈良、京都を見てきます。
 出典:カラス Wikipedia(ウィキペディア)