校長のひとりごと


第11号  7月14日(金)

今と昔


 今日(きょう)(あさ)側溝(そっこう)にセミが羽化(うか)したまま()ちて、()にかけていました。昼過(ひるす)ぎに見に行ったら、もう死んでいました。(わたし)もよくセミやカブトムシを幼虫(ようちゅう)のころから()っていて、羽化の様子(ようす)をよく観察(かんさつ)していました。カブトムシもうまく羽根が乾かないと、すぐにに死んでしまいます。セミも同じですね。特にセミは3年から17年、幼虫として地下(ちか)()らしてきて、やっと出てくるわけですから、うまく羽化できないとちょっとかわいそうですね。でも、羽化がうまくいっても、そもそも1か月くらいの(いのち)だそうです。
 人間はおとなになってからの方が(なが)いので、不思議(ふしぎ)ですね。自然(しぜん)摂理(せつり)といって、どうしようもないことですが、(あた)えられた命はみんな大切(たいせつ)にしなければならないと思います。
 セミの話題(わだい)でもう(すこ)し。今、中小田井公園や学校で()いているセミは、クマゼミです。シャーシャーと鳴き、少し大きくて、羽根が透明(とうめい)です。
 私がみんなと同じころ、今から50年くらい前、半世紀前ともいいますが、そのころは、ジィジィと鳴くアブラゼミが主流でした。羽根は茶色(ちゃいろ)です。だから、クマゼミは(めずら)しいセミでした。また、ミンミンゼミというミンミンと鳴くセミもいます。あきが近づくと、ツクツクボーシとなくツクツクボウシが鳴き始めます。セミだけでも夏休みが(たの)しめるかもしれませんね。
 50年前と比べると、確実(かくじつ)(あつ)くなってます。大体(だいたい)昨年(きょねん)(なつ)は私の家の駐車場(ちゅうしゃじょう)にカブトムシがやってくるくらいでした。3連休最後(さいご)の(うみ)の日には梅雨あけするかもしれないといわれています。どうも、その後は体温(たいおん)()えるくらいの暑さになるのではないかと予報(よほう)が出ています。夏休みまであともう少しですが、もうひと()()り、がんばりましょう。