校長のひとりごと


第6号  6月5日(月)

惑星か遊星か


 今日の朝会(ちょうかい)(はなし)です。1年前の再放送(さいほうそう)でしたが、チコちゃんは言ってました。惑星(わくせい)天空(てんくう)で、(みぎ)へ行ったり、(ひだり)へ行ったりするので、惑星と言われるって。今から80年くらい前、英語(えいご)でPlanet(プラネット)という単語(たんご)をどう日本語(にほんご)(やく)すかと天文学者(てんもんがくしゃ)(えら)い人で議論(ぎろん)になったそうです。当時(とうじ)東京大学(とうきょうだいがく)の人たちは惑星といい、京都大学(きょうとだいがく)の人たちは遊星(ゆうせい)と言っていたそうです。結局(けっきょく)紆余曲折(うよきょくせつ)()て、惑星という言い方に決まったそうです。(くわ)しくは、チコちゃんで調(しら)べてみてください。
 (おな)じように、江戸時代(えどじだい)杉田玄白(すぎたげんぱく)という人が(あらわ)した解体新書(かいたいしんしょ)という本もオランダ語を日本語に訳しています。(たと)えば、動脈(どうみゃく)という言葉(ことば)はその時、日本語で表現(ひょうげん)された言葉でした。日本語は独特(どくとく)言語(げんご)なので、どんな言葉を使って、訳すかはとても重要(じゅうよう)なんでしょうね。い。同じように、江戸時代に杉田玄白という人が作った解体新書という人体の本でも、いろいろな言葉を日本語に訳したそうです。動脈という言葉はその時訳された言葉です。