校長のひとりごと


第9号  6月30日(金)

夕立


 最近(さいきん)大雨(おおあめ)がふることが多いですね。ついこの(あいだ)(かみなり)が中小田井公園(こうえん)あたりで()ちて、(おお)きな(おと)がして、部活動(ぶかつどう)練習(れんしゅう)していた子たちが(おどろ)いていたと部活の先生から()きました。
 今はゲリラ豪雨(ごうう)と呼ばれていますが、(むかし)夕立(ゆうだち)といっていました。ゲリラ豪雨も夕立も積乱雲(せきらんうん)と呼ばれる(くも)からうまれます。突然(とつぜん)(くろ)い雲が出てきて、(かぜ)(つよ)()()し、そして、その風とともに大雨(おおあめ)()ってきます。これは、地面(じめん)があたためられ、上昇気流(じょうしょうきりゅう)がおき、急激(きゅうげき)に雲が発達(はったつ)し、下降気流(かこうきりゅう)がおき、雨粒(あまつぶ)とともにふってきます。雨の重力(じゅうりょく)()わさるため、強い風がふきます。時には竜巻(たつまき)がおきることもあります。
 雷は積乱雲が発達する過程(かてい)で、上空(じょうくう)水滴(すいてき)(こおり)(つぶ)がぶつかり合い、静電気(せいでんき)大量(たいりょう)蓄積(ちくせき)され、雷が発生(はっせい)するそうです。その際、ひょうやあられがふることもあります。
 線状降水帯(せんじょうこうすいたい)によって、その積乱雲が(うみ)から吹く湿(しめ)った空気によって、線状にでき、長い間、夕立のような大雨が続き、被害(ひがい)が大きくなることもあります。中小田井小学校の1階が雨に(つか)かったのは、この線状降水帯ができ、新川(しんかわ)堤防(ていぼう)が切れて、東海豪雨(とうかいごうう)と呼ばれる雨になったからです。夕立があると、夕方、少し涼しくなります。雨の力は大きいですね。
 さて、写真(しゃしん)胡蝶蘭(こちょうらん)(はな)です。(わたし)部屋(へや)には胡蝶蘭が(かざ)ってありますが、いつも春に来て、()れておしまいでした。しかし、今年は昨年もらった(かぶ)から胡蝶蘭が咲きました。私もびっくりしました。咲かないと思っていた花が咲くとうれしいものです。何かいいことあるかな。