校長のひとりごと


第39号  2月24日(金)

暦(こよみ)


 (わたし)名古屋市科学館(なごやしかがくかん)天文(てんもん)クラブの会員(かいいん)です。(ねん)(かい)(よる)、1時間半(じかんはん)、科学館のプラネタリウムで(ほし)勉強(べんきょう)をしています。
 昨日(きのう)は私が()きな暦(こよみ)の(はなし)でした。少し紹介(しょうかい)します。暦には太陽暦(たいようれき)太陰暦(たいいんれき)があります。太陽暦は太陽の(うご)き、太陰暦は月の動きを利用(りよう)した暦です。春分(しゅんぶん)の日を基準(きじゅん)地球(ちきゅう)が太陽のまわりを1(しゅう)するのに、365.24219日かかるそうです。そこで、4年に1度、うるう年を作ると1年=365.25日となり、大体(だいたい)計算(けいさん)があうことになります。でも正確にいうと、365-24219日-365.25日=-0.00781日ずれていくことがわかりますね。1年でいえば、大したことはありません。でも、100年で0.78日、、1000年で7.8日ずれてしまいます。だから、このずれをなくすために、うるう年を400年間に3回やめて、97回にしています。
 これが現在使われているグレゴリオ暦といいます。「西暦(せいれき)を4で()って、割り切れる年をうるう年、さらに100で割って割り切れる年は平年(へいねん)にするが、400で割って、割り切れる年はうるう年にする」ことになっています。こうすると365.2425日になります。でも、365.24219日-365.2425日=-0.00031日になります。
 グレゴリオ暦は1582年から始まったので、1000年で0.31日ずれるので、西暦2500年ごろには修正(しゅうせい)されるかもしれません。でも。これを見ている人はきっと(だれ)もいないでしょうけど…。天文学(てんもんがく)壮大(そうだい)なロマンだと私は思っています。