私は名古屋市科学館の天文クラブの会員です。年4回、夜、1時間半、科学館のプラネタリウムで星の勉強をしています。
昨日は私が好きな暦(こよみ)の話でした。少し紹介します。暦には太陽暦と太陰暦があります。太陽暦は太陽の動き、太陰暦は月の動きを利用した暦です。春分の日を基準に地球が太陽のまわりを1周するのに、365.24219日かかるそうです。そこで、4年に1度、うるう年を作ると1年=365.25日となり、大体計算があうことになります。でも正確にいうと、365-24219日-365.25日=-0.00781日ずれていくことがわかりますね。1年でいえば、大したことはありません。でも、100年で0.78日、、1000年で7.8日ずれてしまいます。だから、このずれをなくすために、うるう年を400年間に3回やめて、97回にしています。
これが現在使われているグレゴリオ暦といいます。「西暦を4で割って、割り切れる年をうるう年、さらに100で割って割り切れる年は平年にするが、400で割って、割り切れる年はうるう年にする」ことになっています。こうすると365.2425日になります。でも、365.24219日-365.2425日=-0.00031日になります。
グレゴリオ暦は1582年から始まったので、1000年で0.31日ずれるので、西暦2500年ごろには修正されるかもしれません。でも。これを見ている人はきっと誰もいないでしょうけど…。天文学は壮大なロマンだと私は思っています。