校長のひとりごと


第38号  2月17日(金)

きまり


 きまりはなぜあるのでしょうか?社会(しゃかい)にはいろいろなルールがあります。たくさんの人が一緒(いっしょ)生活(せいかつ)する(うえ)(まも)るべきルールはたくさんあります。「横断歩道(おうだんほどう)のあるところを(わた)りましょう」とか「右側通行(みぎがわつうこう)」は交通(こうつう)のきまりです。「(ひと)()ったら、あいさつしましょう」とか「風邪気味(かぜぎみ)(とき)はマスクをしましょう」はきまりではありませんが、道徳的(どうとくてき)なものです。
 しかし、最近(さいきん)、きまりが一人歩(ひとりある)きしていることが(おお)いと(おも)います。「なぜ、だめなのか」「なぜ、いいのか」人間(にんげん)時々(ときどき)()(かえ)って、(かんが)えることが大切(たいせつ)だと(おも)います。そして、より客観的(きゃっかんてき)にルールやきまりを(つく)っていくことが大切(たいせつ)です。また、そのルールは歴史(れきし)によって()わっていくことものです。「この人が()ったからいい」とか「あの人が言ったからだめ」とかいうルールはよくないと思います。学級会(がっきゅうかい)などで多数決(たすうけつ)をとると思います。しかし、多数決で物事(ものごと)()める(とき)(かなら)ず、少数意見を尊重(そんちょう)しなければいけないと思います。もちろん、少数意見の人も多数意見の考え方に()り添う必要(ひつよう)があります。社会や学校、家庭(かてい)の中で自分の考えをぶつけて、修正(しゅうせい)していくことは(つね)必要(ひつよう)だと思います。