12月に入り、とたんに寒くなり、防寒している私でした。でも予報によると明日からは10月下旬なみの暖かさになるそうです。くれぐれもかぜをひかないように、服で体温調整を図りましょう。
さて、今週は人権週間であることを朝会でも話しました。その中で、トゥレット症候群について、話しました。もう少しくわしく話します。トゥレット症候群とは、自分の意志に関係なく、身体のどこかが突然繰り返して動いてしまうチックと呼ばれる症状が複雑にあらわれる病気だそうです。首や手をひんぱんに動かしたり、貧乏ゆすりをしてしまったり、いわゆるクセが何気なくでてしまうことです。この病気の場合、身体的なチックだけではなく、突然、声が出てしまう音声チックも起きるそうです。声が突然出ると、まわりの人もびっくりして、変な目で見られることも多いそうです。私も知りませんでしたが、そのような病気があることを理解することは大事なことだとですね。多くは思春期のころに治るそうですが、治らない人もいるそうです。この病気の人の7~8割の人には強迫症状もあらわれるそうです。街を歩いていて、突然、コンクリートの線が気になり、立ち止まってしまったり、キーボードのJが地獄を表す文字に見え、コンピュータをたたいてしまったりすることもあるそうです。そういった病気があることを理解するとともに、その人たちの個性だと思って、理解してあげることが大切だと思います。もちろん、静かにしなければならない時にふざけて、奇声を発してはいけませんが、奇声をあげてしまう病気があることも頭の片隅においておくことが必要ですね。
また、自分の病気を正しく理解して、人に伝えることも大切です。「ふざけて、声を出してるわけではない」ことを他の人に理解してもらえるためにも、自分の特性、個性、障害を正しく理解することは重要だと思います。そして、自分の個性を正しく、他の人に伝える力を小学校の間に身につけられるとよいと思います。