今日は就学時健康診断で3時間授業でしたね。就学時健康診断とは幼稚園や保育園、こども園など年長さん、つまり5歳の子が小学校入学前に健康かどうか見るための健診を言います。中小田井小学校では、前期の通知表を渡すのも今日なので、あと5か月で卒業、進級をむかえることになります。
さて、季節も進んで、紅葉が見られるようになりました。中小田井公園の木々も赤くなってきました。もちろん、あのくさいぎんなん(銀杏)がなるいちょうもそのうちに黄色くなると思います。
今日は少し難しい勉強。世の中には地政学という学問があります。最近、本屋さんに行くとこの本が並んでいます。
地政学とは地理学と政治学を合わせた用語で、国の地理的な条件をもとに、政治的、社会的、軍事的な影響を研究する学問です。
例えば、日本は島国で四方を海に囲まれています。したがって、他の国から攻め込まれることが少ないです。明らかに陸続きでつながっている国とは異なります。
国境線の多くが海に接している海洋国家を「シーパワー」といい、日本やアメリカ、イギリスがその国になります。これらの国は先ほども言った通り、攻められにくいため、交易によって利益を得ようとします。一方、陸続きで他国と接している大陸国家を「ランドパワー」といいます。中国やロシア、ドイツが主な国です。ランドパワーの国は攻められやすく、侵略しやすい特徴をもちます。地政学的には、シーパワーの国とランドパワーの国は対立しやすいそうです。
また、一つの国でランドパワーとシーパワーは両立しないそうです。第二次世界大戦で、シーパワーの日本はランドパワーを目指して、アジア大陸に勢力を拡大しようとして失敗しました。それぞれの国における地理的条件はそれぞれの国家の成り立ちに大きく影響を与えることになるのでしょう。もし、興味をもったら、調べてみてください。