校長のひとりごと


第16号  9月9日(金)

中秋の名月


 明日(あす)、9月10日の土曜日(どようび)(なん)の日か、()っていますか?十五夜(じゅうごや)中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)の日です。
 月(つき)
満ち欠け(みちかけ)(やく)29.53日です。月は何も()えない新月(しんげつ)から(はじ)まります。3日めは三日月(みかづき)左半分(ひだりはんぶん)(ひか)っている上弦(じょうげん)の月。そして、約15日目に満月(まんげつ)。そして、(みぎ)半分が光っている下弦(かげん)の月。そして、新月と変化(へんか)します。
 中秋とは(あき)の真ん中。旧暦(きゅうれき)では、秋は7、8、9月で、旧暦の8月15日を中秋の名月と言いました。旧暦とは、月の満ち欠けを使った(こよみ)で、日本では明治時代(めいじじだい)(はじ)めまで使(つか)われていました。この旧暦の8月15日ごろ月がいちばんきれいに見えるので、中秋の名月と()われるようになりました。新暦(しんれき)である太陽暦(たいようれき)になると9月や10月に見られる満月が中秋の名月となりました。
 お月見(つきみ)といえば、月見団子(つきみだんご)(じつ)は日本ではこのころとれる(いも)(まめ)をお(そな)えしていましたが、いつしか団子に変わったそうです。ススキも本来(ほんらい)なら(いね)神様(かみさま)(かざ)りますが、秋はまだ稲穂(いなほ)()れないので、ススキを使ったそうです。
 なお、今年(ことし)は11月8日の火曜日(かようび)皆既月食(かいきげっしょく)が見られます。皆既月食とは、月が地球のかげにかくされて、赤黒く変化した満月が見えること言います。部分食(ぶぶんしょく)(欠けた月)がのぼりはじめ、19時ごろ、皆既月食が始まり、20時半過ぎからだんだん満月に(もど)るようです。その日が()れるといいですね。