校長のひとりごと


第18号  9月22日(木)

秋分の日


 4週連続(しゅうれんぞく)で日本に台風(たいふう)がやってきそうです。日本の(みなみ)海水(かいすい)温度(おんど)(たか)く、熱帯低気圧(ねったいていきあつ)が台風まで成長(せいちょう)しそうな状況(じょうきょう)だそうです。台風にならなくても、南の湿(しめ)った空気(くうき)が雨を()らせるので、また三連休(れんきゅう)が雨っぽいです。
 この前の台風の時は学校に()まりました。(かぜ)がすごく()いて、(たお)れた木もありましたが、大きな被害(ひがい)はありませんでした。そして、トイレの花子(はなこ)さんに()えなくて、校長先生はちょっぴり残念(ざんねん)でした(笑)。
 さて、明日(あす)、9月23日(土)は秋分(しゅうぶん)の日です。秋分の日はちょうど(ひる)時間(じかん)(よる)の時間が(おな)じになり、次の日から夜の時間が(すこ)しずつ(おお)くなっていきます。太陽(たいよう)はちょうど真東(まひがし)からのぼり、真西(まにし)(しず)みます。そんな日が秋分の日です。
 空気(くうき)
(やく)2か月(おく)れで、()えていきます。だから、(つめ)たい風が吹くようになるのが、11月の終わりくらいなんです。
 秋分の日はお彼岸(ひがん)ともいいます。秋分の日の前後(ぜんご)、そして、3月にある春分(しゅんぶん)の日の前後にお墓参(はかまい)りに行く習慣(しゅうかん)が日本にあります。
 なぜお墓参りに行くかというと、仏教(ぶっきょう)では、あの()が西に、この世が東にあるとされているそうです。そのため、太陽が真東から(のぼ)って、真西に(しず)む日はあの世とこの世が(もっと)(つう)じやすい日と(かんが)えられ、ご先祖様(せんぞさま)供養(くよう)する日になったそうです。
 また、お彼岸におはぎを食べる習慣もあります。江戸時代(えどじだい)のころ、おはぎは貴重(きちょう)食べ物(たべもの)でした。だから、ご先祖様を(うやま)い、供養する気持(きも)ちと、小豆(あずき)赤色(あかいろ)魔除(まよ)けの効果(こうか)があると(つた)えられ、秋分の日や春分の日におはぎを食べるようになったそうです。