「調べる」 私が持っている辞書には「わからないことをはっきりさせるために、本や実物を見たり、人に聞いたりする。また、そのようにして、考える。」(三省堂国語辞典第八版)とありました。
私は小学校2年生のころ、誕生日プレゼントに「広辞苑」という辞典を父親に買ってもらったことを覚えています。厳しく、あまり遊んでもらった記憶のない父親ですが、このプレゼントはよく覚えています。この辞典で自分の知らない言葉をいろいろ調べました。
小さいころから、マンガの「○○のひみつ」シリーズや図鑑が好きでしたが、字ばっかり書いてある本も興味をもって調べました。そして、調べた言葉の中に、わからない言葉があったら、次から次へと調べました。そうやって、自分の知らない言葉や世界をどんどんわかっていくことは大切なことだと思います。
2年生以上のみなさんには、タブレットというアイテムがあります。もちろん、お家には、コンピュータやスマホといったアイテムもあるかもしれません。グーグル(Google)とかヤフー(Yahoo!JAPAN)といった検索サイトでは、キーワードを入れていけば、いろいろ勉強できます。4つくらいのキーワードでほぼ調べられると思います。また、ウィキペディアというインターネット上の百科事典は、みんなで日進月歩作られていきます。ただ、インターネットにはいろいろな情報があります。一つの情報だけではなく、いろいろな情報を見て、どれが正しいかを判断していく力も重要です。自分に都合のよい情報だけではなく、都合の悪い情報も見て、正しく見極める力を育てていってください。だから、時には大人の人、お家の人や親戚、近所の人、男の人や女の人、若い人やお年寄りなど様々な人と会話しながら、自分の判断する力を育んでいってください。ぜひ、そんな夏休みを過ごしてみましょう。
最近、また、新型コロナウィルス感染症にかかる人が多くなってきています。熱中症に気を付けながら、人と会話したり、距離が近くなったり、部屋の中にいる時はマスクをする、外で運動する時は、人との距離に気を付けながら、マスクをはずすといったTPO(時と場合、場所)にあった行動をとってください。