校長のひとりごと


第9号  7月15日(金)

調べる


  「調(しら)べる」  (わたし)()っている辞書(じしょ)には「わからないことをはっきりさせるために、(ほん)実物(じつぶつ)()たり、(ひと)()いたりする。また、そのようにして、(かんが)える。」(三省堂(さんせいどう)国語辞典(こくごじてん)(だい)(はん))とありました。
 私は小学校2年生のころ、誕生日(たんじょうび)プレゼントに「広辞苑(こうじえん)」という辞典を父親(ちちおや)()ってもらったことを(おぼ)えています。(きび)しく、あまり(あそ)んでもらった記憶(きおく)のない父親(ちちおや)ですが、このプレゼントはよく覚えています。この辞典で自分(じぶん)()らない言葉(ことば)をいろいろ調(しら)べました。
 小さいころから、マンガの「○○のひみつ」シリーズや図鑑(ずかん)が好きでしたが、字ばっかり書いてある本も興味(きょうみ)をもって調べました。そして、調べた言葉の中に、わからない言葉があったら、(つぎ)から次へと調べました。そうやって、自分の知らない言葉や世界(せかい)をどんどんわかっていくことは大切(たいせつ)なことだと思います。
 2年生以上のみなさんには、タブレットというアイテムがあります。もちろん、お(うち)には、コンピュータやスマホといったアイテムもあるかもしれません。グーグル(Google)とかヤフー(Yahoo!JAPAN)といった検索(けんさく)サイトでは、キーワードを入れていけば、いろいろ勉強(べんきょう)できます。4つくらいのキーワードでほぼ調べられると思います。また、ウィキペディアというインターネット上の百科事典(ひゃっかじてん)は、みんなで日進月歩(にっしんげっぽ)作られていきます。ただ、インターネットにはいろいろな情報(じょうほう)があります。一つの情報だけではなく、いろいろな情報を見て、どれが(ただ)しいかを判断(はんだん)していく(ちから)重要(じゅうよう)です。自分に都合(つごう)のよい情報(じょうほう)だけではなく、都合の(わる)い情報も見て、正しく見極(みきわ)める力を(そだ)てていってください。だから、時には大人(おとな)の人、お家の人や親戚(しんせき)近所(きんじょ)の人、男の人や女の人、(わか)い人やお年寄(としよ)りなど様々(さまざま)な人と会話(かいわ)しながら、自分の判断する力を(はぐく)んでいってください。ぜひ、そんな夏休みを()ごしてみましょう。
 最近(さいきん)
、また、新型(しんがた)コロナウィルス感染症(かんせんしょう)にかかる人が(おお)くなってきています。熱中症(ねっちゅうしょう)に気を付けながら、人と会話(かいわ)したり、距離(きょり)(ちか)くなったり、部屋(へや)の中にいる時はマスクをする、外で運動(うんどう)する時は、人との距離に気を付けながら、マスクをはずすといったTPO((とき)場合(ばあい)場所(ばしょ))にあった行動(こうどう)をとってください。