校長のひとりごと


第5号  6月21日(火)

学区(がっく)の水防訓練(すいぼうくんれん)


 6月19日(日)、中小田井小学校で水防訓練(すいぼうくんれん)が行われました。中小田井小学校は今から22年前、平成12年9月11日(月)から12日(火)にかけて発生(はっせい)した東海豪雨(とうかいごうう)で多くの場所(ばしょ)が水に(つか)かりました。西門の近くには、どこまで水が浸かったかという()(のこ)されています。当時(とうじ)資料(しりょう)である「東海豪雨を()(かえ)って」が校長先生の部屋(へや)には残されています。一番水が浸かった時には、職員室の先生たちの(つくえ)の上あたりまで水がきたそうです。



 運動場での放水訓練のようす 


9月12日未明、午前3時45分ごろ、あし原町の新川(しんかわ)堤防(ていぼう)決壊(けっかい)し、川の水が学区に流れ込み、多くの場所(ばしょ)浸水(しんすい)したそうです。そして、最大(さいだい)、学区の約3000人の人が中小田井小学校に避難(ひなん)してきたそうです。学校が再開(さいかい)したのが9月16日(土)。18日(月)から午前中授業が始まりました。体育館が避難所でなくなったのは、10月12日(木)だったそうです。
 西門付近での仮設トイレの設置   6月20日(月)の朝のテレビ朝会で話しをしましたが、災害(さいがい)はいつ何時(なんどき)やってくるかわかりません。昨日(きのう)石川県珠洲市(いしかわけんすずし)震度(しんど)(じゃく)地震(じしん)発生(はっせい)しましたという話をしましたが、今朝(けさ)は北海道で震度4の地震が起きたそうです。日本列島(にほんれっとう)環太平洋造山帯(かんたいへいようぞうざんたい)というところにあります。日本には、(おお)くの火山(かざん)温泉(おんせん)があり、人々をなごませてくれる場所が多くあります。でも、これはすなわち、地震が多い(くに)という宿命(しゅくめい)背負(せお)っていることにもなります。
 体育館でのAED訓練のようす  小学校でも、避難訓練(ひなんくんれん)防災訓練(ぼうさいくんれん)など、いろいろな訓練が行われます。これもいつ何時、災害(さいがい)がやってくるかわからないため、(おこな)われています。いざという時のためにいろいろな訓練に興味(きょうみ)関心(かんしん)をもちながら、「今度(こんど)、もし地震が起きたら、ランドセルやノートで頭を守って、(かべ)から(はな)れて、()(まも)ろう」とか「(たお)れている人がいたら、大声(おおごえ)を出したり、防犯(ぼうはん)ブザーを()らしたりしながら、大人(おとな)の人を()ぼう」などということをいつも(かんが)えておくことが大切(たいせつ)だと思います。  ちなみに中小田井小学校のAED(えー いー でぃー)は玄関(げんかん)にあります。玄関の(そと)にありますので、もしもの時は大人の人に「小学校にもあるよ」と(おし)えてあげてください。