先週、「怒り」が消える心のトレーニング [図解]アンガーマネジメント超入門 という本を読みました。「ささいなことでイライラしてしまう」「すぐに怒鳴ってしまい、後悔する」「ムカッとして、すぐにケンカしてしまう」 このような経験は子どもも大人もよく経験してしまうことだと思います。この本の作者である安藤俊介さんは「怒りは人生を壊す唯一の感情」で、「重要なのは怒りに振り回されずに、コントロールすること。その方法が、アンガーマネジメントです」と言っています。そして、アンガーマネジメントを学ばないと、自分の気持ちが疲れてしまい、周りの人が敵になり、自分の器が小さいままになります。逆に学ぶことによって、自分の気持ちが楽になり、周りの人が仲間になり、自分の器が大きくなるはずです。そして、アンガーマネジメントを学ばないと怒りに振り回される生活を送ることになり、アンガーマネジメントを学べば、怒りを上手にコントロールできるようになるはずです。
小学校には1年生から6年生までいるので、アンガーマネジメントと言っても、1年生の子は難しいと思います。低学年のうちは、ケンカをしたり、仲直りをしながら、そのアンガーマネジメントを学習していく段階だと思います。「喜怒哀楽」と言って、喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだりすることによって、自分の気持ちや相手の気持ちを考えながら、行動していくことが大切です。だから、時にはケンカも必要だと思います。
しかし、年齢が増していく中で、身体も大きくなり、ケンカをすると相手がけがをするようなことも出てきます。そんな時にアンガーマネジメントで「怒りをコントロール」していくことが大切になっていくはずです。
そのようなアンガーマネジメントの手法で、「私を主語にする」ことが大切であると書いてありました。Iメッセージとも言います。「お母さんはとても心配したのよ」と自分を主語で伝えると、相手はその話を受け取りやすくなります。ところが、「あなたはお母さんの気持ちをわかっていない」というYOUメッセージになると相手は「責められている」と感じ、反発したり、心を閉ざしてしまうそうです。YOUメッセージではIメッセージを使うようにするといいですね。
参考図書 [図解]アンガーマネジメント超入門 「怒り」が消える心のトレーニング ディスカヴァー・トゥエンティワン 安藤俊介著