学びの講演会が開催されました

2022/06/22

6月15日、図書室にて「古典文学(江戸文学)の魅力」と題した学びの講演会が開催されました。

名古屋大学 塩村耕教授をお招きして、お話しいただきました。約300年前の実物の古文書を見せていただき、紙の質感や現代の紙との違いといった紹介から江戸時代の文章を読み解き、死にクローズアップして生について考えるとても広く深いお話でした。

なぜ漢文を勉強するのか。漢文は時代を経ても変わりにくい文字であるから。文字は、その時代の、その書き手の思いを伝え、残すことができる手段で、それらを正確に読み解き、行間から読み取れる書き手の思いを最大限に汲み、読み解く。文章を読むことの楽しさを穏やかでかつユーモラスな表現も交えた、あっという間の50分でした。参加者全員が引き込まれて、最後まで熱心に聞き入っていました。質問も活発にでて、話中にでてきた井原西鶴の小説を読みたいという感想もたくさんありました。

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