名古屋市立港南中学校 第2学年 学年通信
  ともしびU 第7号                平成22年11月16日
 
□■□「合唱コンクール」□■□
 11月5日(金)港南祭の2日目に合唱コンクールが行われました。昨年度はインフルエンザの影響で,すべてのクラスの発表を聞くことができませんでした。今年は予定通りに実施されて,熱のこもった歌声が体育館に響きました。2年生も昨年以上に熱心に取り組み,立派な発表をすることができました。生徒の作文です。

 初めて練習したとき,バラバラで小出先生が「歌うよ。」と言ってもしゃべっている人もいて,正直もうダメだと思った。次に男子と女子がケンカをしてさらに悪くなった。そういう日が続いて日紫喜先生が怒った。みんなはさらに歌う気をなくしたと思う。けれどコンクールが近づくにつれて,みんな真剣に歌い出した。音程から始めて,強弱,ハーモニーと練習を続けた。
 コンクールの結果は銅賞だったけれど,それ以外にみんなが一生懸命にがんばったところが良かったと思う。3年になったら金賞が取りたいです。
                                    1組
 

 なぜ2組が金賞じゃないのかと本気で思いました。きっとこのクラスじゃなかったらそうやって思うこともなかったと思います。最後の合唱で,あんなに号泣するなんてこともなかったと思います。
 できることなら,指揮者の賞状とトロフィーを持って笑顔で笑っている姿を見たかったです。クラスのやる気が一気に下がったとき,指揮者の手紙のおかげで,やる気を取り戻せたんです。指揮者だけじゃなく総務の2人や,やる気のある人がいっぱいいたから,ここまで頑張ってこれたんだと思います。
 今年の合唱コン,いろんなことがあって,去年よりもずっと悔しかったけど,でもみんなと歌うのが楽しくて,本当に良い合唱でした。COSMOSも2組も最高です!金賞はとれなかったけど,私の中では1番,金賞以上の価値のある思い出になりました。
                                    2組
 

 私は最初,合唱コンクールにやる気が全くなかった。頑張ってもどうせ負けるんだし努力の無駄と思って,毎日だらだらやってた。でも,学年リハのとき,久野先生が「こんなことを頑張ってるやつらがカッコいい。」って言っているのを聞いて,なんだかやる気が出た。確かにこんなことだけど,本気になれたり,努力ができるのって尊敬する。だから自分の思うすごい人になろうと思った。
 合唱コン当日,めちゃくちゃ緊張した。できる限りの声を出した。入賞はできなかった。頑張ったから,賞を取りたかったし,くやしかった。でも,歌いきって,1番最高に良かったと思う。3組が1つになった気がした。             
                                    3組
 

 「銀賞 4組。」と言われたとき,複雑でした。もちろん賞を取れて嬉しかったです。けど,金賞を取れなくて悔しかったです。金,取りたかったなぁ。
 帰り,最後に一回歌うことになり,歌いました。歌っている途中,2の4で歌うのもこれが最後か・・・。と思うと泣きそうになりました。まだずっと歌っていたいなと思いました。「この地球のどこかで」を2の4のみんなで歌った思い出はずっと忘れません。最高の思い出になりました。4組サイコー!!!!
                                    4組
 

 やっと歌と指揮とで合わせる事に慣れ,迎えた一回目のリハーサルの時,5組の子が久野先生に叱られました。歌っている人よりもちょっとだけクラスの事を客観的に見られるはずの伴奏者である私が,クラス練習の時に注意すべきだったんだと,その子たちに申し訳なく思いました。その翌日にクラスで話し合いをしました。その時からみんなの気持ちがまとまってきました。練習の態度が変わったり練習の時間が増えたり,少しずつですが変わっていきました。
 そして本番。結果からいうと残念ながら賞はとれませんでした。だけど私は,あの時歌った『道』は今まで歌ってきたどんな『道』よりもステキだったと思います。本番にたどり着くまでは,大変な事も沢山あったけど,振り返ってみた5組の合唱コンまでの“道”は,他のどのクラスにも負けなくて,金賞がとれるくらいキラキラ輝いていると思います。
                                    5組
 

 合唱コンクールを終えて私が思うこと。それは,日々の積み重ねがすごく大事だということです。私は初め,合唱の練習なんて何の為にやるのだろうと思いました。練習なんてめんどくさいと感じていました。しかし練習していくうちに,クラス目標である金賞を本気で取りたいと思いました。それはクラスみんなが私をそうさせたのだと思います。男子と女子のケンカ。指揮者と伴奏者の不満。それも含め,全員が金賞へ向かっている姿に少しも疑問を感じませんでした。
いざ本番がきて終わり,発表の時,心の底から金賞を願いました。そして金賞で呼ばれたときには本気で合唱やって良かったなと思いました。もっともっと6組の絆が深まりました。合唱コンクールが終わっても,またどこかでみんなで『明日へ』を歌いたいです。                                                                     6組
 

 うちのクラスの曲は,音程が難しいと言われている「時の旅人」です。10月からクラスで練習を始めましたが,1週間たっても全然進歩してない中で,みんなの心がバラバラになりました。でも,ほかのクラスと合同練習をやったり,先輩たちの歌を聴いて,いいところを勉強したり,いろんな練習を重ねました。そして,本番1週間前から,やっと成果が出てきました。
 でも,もう1つ心配事がありました。それは,クラス紹介の「アイアイサー」の声が小さいことです。声が歌うときの何十倍も小さくなっていました。しかし,本番前,みんなで声かけあって,みんなの心が1つになりました。
 そして,歌い終わって結果発表の時。7組は賞に入っていませんでした。とてもくやしかったです。くやしくて涙が出そうになっていました。
 もし,もう1回歌えるとしたら,金賞を取りたいです。
                                    7組
 
  合唱コンクールを終えて…
 合唱コンクールは,どのクラスも一生懸命取り組み,とても素晴らしい内容でした。しかし10月下旬に行われた第1回目の学年リハーサルでは歌う態度,歌の内容共に合唱コンクールはどうなるのだろうか,と思うような不安な状態でした。そんな状態から各クラス,どうしたら良い合唱が歌えるのか,話し合いをしたり,時には衝突をしたりしながら本番当日を迎えました。本番の合唱は,どのクラスも最大限の力を発揮し,そんな一生懸命な姿に胸を打たれました。
 来年は最高学年の3年生です。今年度精一杯頑張った経験を生かし,最高の合唱を目指して頑張ってほしいと思っています。               音楽科 小出信穂