カリモクマレーシアを視察して
大野公嗣


2001年8月1日
マレーシア・マラッカ

 マレーシアでの最後の企業視察は、カリモクマレーシアでした。名古屋での事前研修にて、すでに知多カリモク、東浦カリモク、そして本社ショールームを視察していた私たちにとって、商品の製造から販売までの一連の流れを見ることができる貴重な体験ということで、とても期待していました。

 カリモクマレーシアに到着した私達は、社員の方の歓迎を受けて会議室に入り、会社の概要について説明を受けました。

 『カリモク(刈谷木材工業)』とは、皆さんご存知のとおり、椅子や机などの家具を製造・販売している会社です。カリモクの製品はとても品質が高く、長く使うことができるため、学校の応接室や有名人のお宅などでも使われているそうです。

 今回視察したカリモクマレーシアでは、ゴム材(パラ材)の製材及び加工を行っています。ここで使っているゴム材は、すべてマラッカ近郊から調達していて、伐採したあとに再び植林するということを行っています。これは「地球にやさしい企業」を目指した方針の1つで、環境問題のことにしっかり重点をおいていることがよくわかりました。

 会社の概要説明があった後、いよいよ工場内の視察です。

 工場内を見た私たちは、今まで視察してきた企業と少し様子が違うことに気づきました。それは、従業員の男女の割合が違うということで、今までの企業は女性が大半を占めていたのに対し、カリモクでは男女の割合にほとんど差がなかったことです。木材を切るなどの危険な作業が多いため、若干、男性の方が多かったですが、細かい作業はやはり女性が主体でした。

 ゴム原木を製材し、薬品処理、人口乾燥、削り、加工、調整仕上げなどの行程を経て、木材すべてを日本(知多カリモク)へ輸出しています。理由は日本の気候を考慮して特殊加工を施しているためです。私は、マレーシア国内にも木材を供給していると思っていたので、とても驚くとともに、東南アジアと日本が切っても切れない密接な関係にあることが改めてわかりました。

 その他、マレーシアではここにしかないというKP処理(木材の体質を加圧・熱処理によって変える処理)をする釜を使って木材の欠点を克服するなどのようなことから、品質が高いと言われていることもわかりました。

 最後になりましたが、お忙しい中、私たちのために丁寧に説明してくださったカリモクマレーシアをはじめとするカリモクグループ各社の皆様、本当にありがとうございました。