ミノルタカメラマレーシアを視察して
浅井高太
2001年7月27日
マレーシア・クアラルンプール
マレーシアについて2日目、7月27日に僕たちは、ミノルタマレーシア(略称MM)及び、ミノルタプレジョンエンジニアリング(略称MPE)を訪問しました。
応接室で、見学をサポートしてくださる従業員の方々の紹介と、会社の概要の説明をしていただいたあと、最初にMMの見学をさせていただくことになりました。
MMでは、まず一眼レフカメラのレンズ製造、検査を見学させていただきました。製造場所に入る前には、髪の毛が抜け落ちたり、服からほこりが出たりしないように、作業服とキャップを着用して入りました。そこでは、縦長の部屋にコンベアを通し、流れ作業でレンズの組み立てをしていました。組み立てを終えたレンズは検査工程へ入っていきました。検査工程では、多くの従業員の方々が肉眼で外装の検査をおこなっていました。実際に検査をしてNGがでたレンズを見せていただきましたが、『どこがNGなんだ?』というものが多かったので、質問をしたところ、「極微量の細かいゴミでも撮影時には写ってしまう。」との説明を受けました。もう一度NGのレンズをよく見てみると、見えるか見えないかぐらいのゴミが確かにありました。そこからもカメラの繊細さと精密機械製造の厳しさが伝わってきました。次の検査は、暗室の中で光の明るさと写るバランスをチェックしていました。ここは絶対に人がチェックをしなくてはいけないので時間がかかり、1日1000本が限度ということでした。
レンズ製造の見学が終わり、次にデジタルカメラの製造を見学させていただきました。ここではいろいろな形状のカメラがたくさん製造されていました。何故いろいろな形状のカメラを作るのかと言うと、「デジタル製品は製品の寿命が短いので、一気にたくさん作って、すぐ他のデザインに変えるということをしないと、売れ行きが悪くなってしまう。」とのことでした。ここでは、流行の移り変わりの早さと、その流行の波にうまく乗りながら商品を世に送らないといけない製造業の難しさを学びました。
次にMPEの見学に行きました。ここでは主にカメラの外装や部品を作ったり、それを作るために必要な金型を作っていました。ここで僕たちは特別に金型のデザインをしている製図室を見学させていただきました。(やはり金型の形はそのままカメラのデザインにも繋がるので、通常は外部の人間には見せないようでした。) 製図室内ではCADを利用しての設計を見せていただきました。3次元CADに団員一同くいいるように画面を見ていました。
見学全体を通して気がついたのは、女性従業員の方が多いことです。僕が見た感じでは80%ほどが女性だったと思います。前日までの研修で東南アジアでは男性より女性のほうが良く働くと聞いてはいたものの、ここまで多いとは想像もできませんでした。
最後に、MMならびに、MPEの皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。