シンガポールの東海銀行を視察して
浅井 紀行
東海銀行に着いたとき初めてわかったのですが、なんと日本の東海銀行みたいに窓口業務が無いのです。東海銀行シンガポール支店は、取引先の企業のマネーチェンジをしたりするのが仕事だそうです。
私達がシンガポールについて知らないということもあり、東海銀行ではシンガポールについて説明を受けました。シンガポールの概要・政治・外交・国防・歴史・経済概況・投資環境などの資料をいただき、わかりやすく説明してもらいました。銀行マンから見たシンガポールの話はとても面白く、興味があることばかりでした。
話の中で、僕が一番興味をもったのは、ERPシステムのことです。これは、交通渋滞を防ぐために、都心部への乗り入れ規制を行う目的で、車が都心に入るとき自動的に料金を取るシステムです。従って、車には始めからERPシステム対応機器が搭載されています。日本でも同様なETCシステム(有料道路料金所での渋滞緩和やキャッシュレス決済を目的としたシステム)の導入が進められていますが、シンガポールの方が進んでいると思いました。
次に興味をもったのは、シンガポールには、日本の企業がたくさん進出しているということです。また、シンガポールの建物を、日本の企業が建てていると聞いて、驚くと同時に感動しました。
銀行に関係あることでは、日本の円安がシンガポールの銀行に影響があるのか?です。
これは、影響があるそうです。日本の出来事が、シンガポールに影響を与えていることは、全然知らなかったのでびっくりしました。
シンガポールが独立したのは、1965年8月9日だそうです。僕は、もっと前だと思っていました。シンガポールの国語はマレー語で、公用語は英語、中国語、マレー語、タミール語です。シンガポールには、一軒家が非常に少なくて、ほとんどの人が超高層マンションに住んでいるそうです。
東海銀行の人にシンガポールの説明をしてもらって思ったのですが、日本よりもシンガポールの方が優れている部分がたくさんあります。僕はもっと世界に目を向けていかなければいけないと思いました。日本より優れているのは、シンガポールだけではないと思うので、これからもっと勉強していきたいです。