7月25日(第4日目)の報告

2000年7月25日(火)
バンコク

 

みなさんこんにちは。ナコスです。

高校生との交流から一夜明けた今日は、まるっと一日、タイの観光地めぐりをしました。まずは、水上マーケットです。

水上マーケットは、その名の通り、川の上にマーケットがあるわけですが、当初想像していたものとは、ちょっと違っていました。それは、マーケット(つまり売り手)が船に乗っていて、買い手が川岸から手を差し出すスタイルかと思っていたのです。でも、違っていました。買い手も船で川を下るのです。メンバーは大きなモーターボートのようなものに乗り、速いスピードで川を下ります。すると、木の船に乗った売り手がすごい勢いで寄ってきて、私たちの船にしがみついてくるのです。その必死の形相!!まさに「生きる現場」でしょう。そして商品を惜しげもなく取り出し、買うとも何とも言ってないのにどんどん船に並べていくわけです。そして価格交渉します。最初は何千バーツとふっかけてくるので、そこでひるむことなく、大胆に値切っていきます。半額はもちろん、うまくいけば、最初の4分の1という破格にさえなることがあるのです。しかし、やっぱり観光地であるし、私たちが日本人であることも、売り手はよ〜〜〜く知っています。だから、現地の物価から考えれば、法外な値段であるともいえるわけです。つまり、ここでの買い物はゲームなのです。いかに値切るか、いかにおまけさせるか、割り切って買い物をすることが大切だと分かりました。

物売りついでにもう一つ。観光地での物売りは、本当にしつこいです。しつこい!!!!!!!!!めっちゃしつこい!!!!!!巧みな話術で、観光客を惑わせます。「オニイサン、ハンサムネ」の言葉には要注意!あなたは絶対だまされています。いらない時には、日本語でいいからはっきり「いらぬ!!」という勇気、それが損をしない買い物の最大のコツといえましょう。こっちが買わないと分かったとき、相手はとんでもない暴言を吐くこともありますが、そこは心を寛大にして、そそくさとその場を立ち去りましょう。タイには、すてきな民芸品もたくさんあります。あなたの目で、楽しい買い物をしてほしいです。

水上マーケットを去った後、一行はバンパイン離宮へと向かいました。広い公園のような敷地のなかに、きらびやかな建物、仏殿、そして湖などがあり、20分程度散策しました。そこにある迎賓館は、現在でも時々使用されるそうです。

昼食のあとは、タイの旧跡をめぐりました。そのなかのメインイベントは、世界遺産にも指定されている、アユタヤ遺跡の視察です。レンガで作られたいくつもの壁、城などがあり、その寂れ具合が時代の長さを物語っていました。また、それら建造物のスケールの大きさにも驚きました。

夕食は、バンコク市内のレストランにて、タイ式しゃぶしゃぶを食べました。しゃぶしゃぶとは言っても、好きな具をスープの鍋に入れて、水炊き風にしていただくスタイルです。香草をたくさん入れて、おいしく食べることができました。・・・あ、ここで、東南アジアのデザートの定番を紹介します。それは・・・「スイカ」と「パイナップル」です。たいていのレストランでは、食後に必ず出されます。にんじんそっくりのマンゴが出される場合もあります。いずれも、日本人好みのおいしさです。

いよいよ、タイとも明日でお別れです。明日は移動日で、一行はシンガポールを経由した後、マレーシアへ向かいます。こんなにも早く、一つ目の国が終わるなんて、はっきりいって残念です。そんな、ちょっとセンチメンタリズムに浸りながら、今夜の報告を終わりにしたいと思います。

それでは、また次回の報告でお目にかかります。


生きる現場!水上マーケット。


バンパイン離宮にて。みんな、すました顔(笑)。


アユタヤ遺跡にて。出家信者募集中(謎)。

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