2000年7月24日
タイ・バンコク
みなさんこんにちは。ナコスです。
今日は、『はじめての学校訪問』がありました。いままで、観光旅行めいたことばかりやっていたので、少し緊張した朝を迎えました。
午前中は企業訪問、昼食をSolTwin Towers Hotel でタイ料理バイキングを楽しんだ後、いよいよポピビム高校の学生と交流です。高校に到着した私たちは、いきなりきれいなお花でできた首飾りをつけられて、それに驚く間もなく、交流会場へ案内されました。案内してくれたのは日本語を数年勉強した高校生たちで、その他たくさんの高校生たちも「こんにちは」「いらしゃい」「あなたの名前は?」などと、次々に話しかけてくれました。その日本語がとても上手で、英語も日本語も、そしてタイ語も話せる、まさにトリプルリンガルな高校生に遭遇したわけです。
交流会は、ナコスのメンバーが学校ごとに二人ずつわかれ、その二人に対して、10人程度の学生が加わるグループに分かれて進められました。それぞれのグループで、タイの紹介(人気アニメ、ヒット歌手、生活習慣、風習など)をされたり、家族の紹介をされたりしました。そしてナコスのメンバーは、日本から持参したカード(写真と、それについてのひらがなでのコメント)を使った自己紹介や、学校紹介のパンフレットを見せたりしました。タイのお菓子や、はちみつ味のジュースなどもごちそうになりました。また、学生によるタイダンスのショーでは、とても同じ高校生とは思えない美しい女の子たちが、踊りを披露してくれました。そして、勧められるがままに、タイダンスに加わったメンバーたちでした。
そうこうするうちに予定の時間は過ぎ去り、ポピビム高校での交流会は終わりの時がやってきました。その頃には、メンバーともすっかりうち解けあい、名刺交換や写真の取り合いに没頭していました。驚くべきことに、タイの高校生はほとんど、Eメールアドレスを持っているのです。
さて、おもてなししてもらったからには、お礼もしなくてはいけません。ということで、交流会にいた高校生のなかから、20人程度をホテルに紹介し、返礼夕食会を開きました。そこでは、女性は浴衣、男性はハッピに着替え、日本から準備してきたビンゴゲームや、ドラえもんの歌、愛知県のクイズなどで楽しみました。会の進行は当然ナコスのメンバーですが、英語は使えないに等しいので、日本語でゆっくり話しました。
高校生と交流してわかったことは、何事にも積極的であるべきだということ、たとえ言葉が通じなくても、同じ高校生ということだけで、いわんとしていることが自然に分かる、そんなハートフルコミュニケーションができれば、それで十分だということです。観光旅行では経験することのできない、大切な思い出をまた一つ、つくることができました。日本に帰ったら必ず手紙を書くと約束して、ポピビム高校との交流は終わりました。
それではまた、次回の報告でお目にかかります。
NACOS200メンバー一同
同日 午後 ポピビム高校での集合写真
同日 夜マンダリンホテルでの返礼パーティーにて。