<文献番号>:D−1173

<研究報告発行機関名>:株式会社 解放出版社

<主題>  :きみの家にも牛がいる

<副題>  :

<著者名> :小森香折・作、中川洋典・絵

<研究報告書名・巻・号>:きみの家にも牛がいる

<刊行年度> :2005.10

<掲載ページ>:1〜32

<研究分野・内容>:人権・同和

<研究内容の要約>:◆きみのの家には牛がいる?、牛を飼っていなくても牛がいないわけじゃない。◆ここは牧場。乳牛がせっせと草を食べている、そして、牛の体のなか、栄養たっぷりのミルクができあがる。◆人間は牛から牛乳をいただく。そして牛乳から、いろいろな食べものもつくる。◆こっちにいるのは、肉牛だ。人間は、いきなり牛にかぶりつけない。でもだいじょうぶ。牛を肉の形にしてくれる人が、いるからだ。◆ここは食肉市場。牛を解体するところ。……◆頭と前足を切り落とし、後ろ足でつるして、皮をむきはじめる。……ナイフや機械を使って、肉も皮も傷つかないよう、ていねいに皮をはいでいく。……◆しっぽをとり、皮をはいだら、つぎは内臓をとりはずす。内臓についているあぶらも、きれいにとって利用する。……◆最後は、背割りだ。背骨のまんなかで、牛を二つにわる。……よごれをとり、形をととのえて、枝肉のできあがり!…◆枝肉は冷凍庫に運ばれて、格づけされる。……格づけされた枝肉は、つぎの日、せりにかけられる。……◆「いただきまーす!」◆牛は丸ごと一頭、どこもすてるところがない動物だ。……工場から運び出された皮は、職人さんの手で、いろいろな皮革製品になる。◆皮からとれたコラーゲンやゼラチンも、いろいろなものに使われる。……◆骨だって、犬がよろこぶだけじゃない。……◆毛も、脂肪も、角も、ひずめも。みんな、のこさず使うんだ。……人間は、牛の命をもらっている。……◆さあ、もう一度、自分のまわりを見てみよう。牛はけっこう、たくさんいるよ。ここにも、ほらあそこにも。

<索引語>:牛、牧場、栄養、食肉、内臓、皮革、枝肉、人間、

<研究対象>:教職員

<研究報告書の種類>

<対象学年>