お母さんと先生が書く ソーシャルストーリー

目次:◆第1部 ソーシャルストーリーズTM10.0新しい判定基準とガイドライン(1)ソーシャルストーリーTMは、子どもに自信をもたせながら、社交情報をわかりやすく、ていねいに伝えようとするものです。ソーシャルストーリーTM全体の少なくとも50%は達成したことを賞賛するものです。(2)各ソーシャルストーリーTMには、テーマをはっきりさせる導入部、詳しく説明する主部、情報を補強してまとめる結論部があります。(3)ソーシャルストーリーTMは、子どもたちの疑問(5W1H)に答えるものです。(4)ソーシャルストーリーTMは1人称あるいは3人称の視点で書きます。(5)ソーシャルストーリーTMには、前向きな表現を用います。(6)ソーシャルストーリーTMには必ず事実文を入れ、あとの5文型(見解文、協力文、指導文、肯定文、調整文)からは、1つあるいはいくつかを選択することができます。(7)ソーシャルストーリーTMの公式に従って、指示よりも説明を多くします。(8)ソーシャルストーリーTMは読み手の子どもの特性と興味・関心に合わせた書式スタイルになっていて、しかも字義通り正確な表現にします。(9)ソーシャルストーリーTMには、本文の意味を補強する写真やイラストを、挿入することもあります。(10)ソーシャルストーリーTMのタイトルは、ソーシャルストーリーTMの判定基準のすべてに適合させます。◆第2部 解説 社会的に対等な私たち(1)はじめに(2)僕たち、壊れたおもちゃなんかじゃない(3)ASDの人をやさしく導くということ(4)知っておくべきASDの脳機能および認知の特性(5)ソーシャルストーリーTMは教育者にASD思考の理解を訓練する方法でもある(6)登録商標化の意図(7)ソーシャルストーリーTM10.0がもたらす、ポジテイブな自覚と信頼関係(8)「お母さん、教え方が上手だね」(9)ソーシャルストーリーTMの書き方を学ぶ機会◆第3部 子どもたちと家族の手記(1)ソーシャルストーリーで説明してもらうとよくわかって、やる気になる(2)イライラしないで待つことができました(3)この世の基礎知識がわかりやすく書いてあるソーシャルストーリー(4)社会性を伸ばす必要もあるとわかっているから(5)笑顔で私でいるために◆HARU君とその家族の手記(1)僕の自閉症について(2)ソーシャルストーリーが結ぶ子どもとの絆(3)よくぞ生まれた!(4)子どもたちの手記によせて◆巻末付録