続 人物でつづる被差別民の歴史

目次:◆まえがき◆前近代編 プロローグ(1)義経を守り抜く崇高な姿…白拍子の静(2)戦国大名を支える皮革職人…「かわた」と呼ばれた人びと(3)男役が似合うスーパースター…出雲の阿国(4)国を越えた人間的なつながり…雨森芳洲と朝鮮通信使(5)縦横無尽に張りめぐらされた情報網…紀州牢番頭とその「捜査ネットワーク」(6)身ぶりの元祖…松川鶴市(7)腑分けに携わった人びと…虎松とその祖父、非人市兵衛(8)大阪渡辺村とのつながり…大塩平八郎(9)如来寺の修復に精力を注ぐ…森周治と住職の知了◆近代編 プロローグ(1)「異種」認識の粉砕…喜田貞吉(2)現実を直視し、現実を変革する…米田富(3)悔いなき青春・荊のみち…木村京太郎(4)反権力の闘い…北原泰作(5)普選を婦選に…市川房枝(6)ウタリの復権のために…貝澤正(7)からゆきさんを生んだ背景…善道キクヨ(8)最後の瞽女…小林ハル(9)少年戦犯と呼ばれて…清水保(10)「癩者」の息子として…林力◆文献紹介◆あとがき◆写真図版提供