近代日本の夜間中学

目次:◆序章(1)近代日本の教育制度における夜間中学の位置(2)先行研究の整理(3)本書の課題設定◆第1章 夜間中学の誕生(1)第1節 勤労青少年教育を意図しない私(2)第2節 中学校卒業者に与えられる特典との関連◆第2章 夜間中学の拡大(1)第1節 府県立中学校長による二部教授構想(2)第2節 社会事業としての信愛中等夜学校の設置(3)第3節 東京府による中学校夜間教授の認可申請とゲーリー・システムの採用(4)第4節 北海道庁における中等夜学校の叢生(5)第5節関東大震災を契機とした夜間中学観の変化(6)第6節 政官界における夜間中学公認論争の推移◆第3章 夜間中学への専検指定開始(1)第1節 専検指定開始直前の夜間中学(2)第2節 夜間中学公認運動と専検指定(3)第3節 専検指定開始後の夜間中学◆第4章 総力戦体制下の夜間中学(1)第1節 青年学校男子義務制導入による夜間中学の動揺(2)第2節 中等学校令による夜間中学の制度的再編(3)第3節 戦争末期の夜間中学◆終章(1)夜間中学の戦後(2)本書が切り拓いた地平◆あとがき◆参考資料◆索引