児童相互の好ましい人間関係を育てる学級経営の在り方に関する研究

目的この研究は、各教育活動を関連付け、児童相互の人間関係を年間を見通して段階的に育てる指導を進める学級経営プログラムの作成と活用をとおして、児童相互の好ましい人間関係を育てる学級経営の在り方を明らかにし、小学校学級経営の充実に役立てようとするものである。

結果2年次研究の2年目にあたる本年度は、昨年度作成した学級経営プログラムを活用した指導実践と実践結果の分析・考察を行った。さらに、その分析・考察から明らかになった学級経営プログラムの改善・修正の視点に基づき、活用の手引きを付記した学級経営プログラムを作成した。その結果、「年間を見通した段階的な指導」「教育活動全体による組織的な指導」の視点から作成した学級経営プログラムは、児童相互の好ましい人間関係を育てる学級経営を意図的、計画的に進める上で有効であることが確かめられ、その活用が小学校学級経営の充実に役立つという見通しをもつことができた。