教科との関連を図る小・中学校総合的な学習の時間の改善に関する研究

目的この研究は、総合的な学習の時間の単元カリキュラムのリフォームをとおして、小・中学校における教科との関連を図る総合的な学習の時間の指導の改善に役立てようとするものである。

結果本年度は、昨年度作成した教科との関連を図る総合的な学習の時間のリフォーム試案に基づき、「今までの実践の蓄積の中から、望ましい総合的な学習の時間の姿をイメージする」といった視点から、リフォームの手順・方法を具体化した総合的な学習単元カリキュラムを立案した。そして、このカリキュラムの一部について研究協力校で実施し、教師の理解や意識の状況、児童生徒の様子をとらえ、リフォーム試案に基づく総合的な学習単元カリキュラムの妥当性について検討した。その結果を受けて、総合的な学習単元カリキュラムのリフォームの具体的な手順や方法の一端を「総合的な学習単元カリキュラム・リフォームの手引き」にまとめることができた。教師の理解を深め意識化を図り、学校における積極的な活用に資するものと考える。