国際理解教育において積極的にコミュニケーションを図ろうとする児童を育てる指導の進め方に関する研究

目的この研究は、国際理解教育において、交流活動を位置付けた英語活動をとおして、積極的にコミュニケーションを図ろうとする児童を育てる指導の進め方を明らかにし、国際理解教育における指導の改善に役立てようとするものである。

結果英語活動に「出会う交流」「知り合う交流」「共に活動する交流」を位置付け、コミュニケーションの動機付けをし、英語を使ってコミュニケーションを図ることのおもしろさや楽しさを実感させることを指導の手だてとし、実践をとおしてその有効性を検討した。その結果、異文化をもつ人々への興味・関心の高まり、コミュニケーションへの自信の高まり、コミュニケーションの満足感の高まりをとおして、児童のコミュニケーションを図ろうとする意欲が高まったことを確認できた。このことから、本研究の指導の手だてが、国際理解教育において積極的にコミュニケーションを図ろうとする児童を育てる上で、効果のあることが確かめられた。