心に響く道徳の時間の指導に関する研究

目的この研究は、中学校の道徳の時間において、生徒の価値意識や生活の実態に応じた指導過程と指導法の工夫することにより、生徒の心に響く道徳の時間の指導について明らかにし、道徳の時間の指導の充実に役立てようとするものである。

結果今年度中学校で行った実践では、昨年度作成した手だての試案を基に、生徒の価値意識や生活の実態を把握し、その実態に応じた豊かな表現活動を位置付けた指導過程を作成し、作成した指導過程に基づき、資料の選択や提示の仕方を工夫した指導を行った。指導実践の結果を、道徳の時間において、生徒が自分の心に道徳的価値を受け止め、これからの生き方をつくりあげようとする思いをもつことが確かめられた。また、本研究の指導の手だてが、中学校の道徳の時間において、生徒の心に響く道徳の時間を展開する上で有効であることが確かめられた。